演技も演出も喜劇的なトーンなのに、片思いして振られ、復讐を誓い自殺する男の感情が描かれているので陰鬱なサブトーンがある。その鬱屈した恐ろしい感情の全てがリボルバーの自動発射装置を映したクロースアップ…
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フィルムで再見。
この時期にその映画的な(演出)概念が存在しないだろうことは承知の上だが、神父が拳銃の仕掛けの近くをウロチョロする場面を足下へのクロースアップで捉えられたらもっとおもろくな…
展開がとても早い。タブロー演出なのでそれぞれの人物がそれぞれのアクションをするので知らぬ間に思わぬところにいたり、消えていたりするのが面白い。部屋に人物が1人だけの時に顕著だが、観客がカメラから自分…
>>続きを読む冒頭のやけに長い固定ショットの中での主人公の「埋もれっぷり」が素晴らしい。モブが異様に蠢くのと、構図と人物の配置がフラットなのでパッと見は主人公に視線が向いていかない。しかし、長回しの中で段々と女性…
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