恐山の女の作品情報・感想・評価

恐山の女1965年製作の映画)

製作国:

上映時間:98分

3.7

『恐山の女』に投稿された感想・評価

悲しい作品でした。お客が相次いで亡くなったのは偶然なのに、さもさも
悪霊が取憑かれた魔性の女にされて、胡散臭い行者の祈祷で死んでしまった可愛そうな娘のあやこ。あの世で愛する彼と会えたかなぁ。
あの行…

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このレビューはネタバレを含みます

日本軍と拝み屋のせいで
うどん

うどんの感想・評価

3.7

冒頭で吉村実子の末路は語られるが、そこに至る要因が予想外で驚愕。

五所監督の中でもかなり異色な作品なのでは。

風説を断とうと吉村に近づく川崎敬三の散り方があまりにあっけない。

今作で銀幕…

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吉村実子のみせる、希望と絶望の表情の差が素晴らしかった。海でのアバンチュールが良い。そしてそのシーンの川崎敬三が最高。声もいいし声かけ内容もイケメン。芥川也寸志の劇伴に乗せ、狂わされていく人間関係の…

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okawara

okawaraの感想・評価

4.7

父と息子たちが同じ女を愛するカラマーゾフ的因果は、(同作のごとく)父と長男の場合においてとりわけ凌辱性を帯びていることと、なによりもそれを導く淫らな身体の振る舞いに注目したい。それはすなわち、画面外…

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吉村実子の太客が殿山泰司、寺田農、川崎敬三。どう見ても幸福にはなれない地獄の顔ぶれ。精液と毒を混ぜ合わせ一族を滅ぼす吉村実子、近寄るものすべてを不幸にさせる業。いんちき霊媒師(東野英治郎)が行う戸塚…

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貧しさ故に廓に売られた吉村実子、その健気さ。吉村を水揚げした殿山泰司は腹上死。その息子で彼女に惚れる寺田農は戦死、悪霊憑きの女と評判になる。殿山の長男・川崎敬三がその噂を覆すべく吉村に近づくが情交の…

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buccimane

buccimaneの感想・評価

4.0

母菅井さんが最初店にまで着いてくるんかと思ったけど最後修行にまで着いてくるんかと思った。
遠野さんの登場ズル過ぎてこれは笑う。
張見世のシーンやエントランスで殿山さんと女将が話してるとこもなんか格好…

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【詳細は、『100万人の娘たち』欄で】あまりに、ニュアンスや不定形要素を欠き、映画として格を持つ分、魅力は少ない。

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