人にもたれないと生きていけぬ人々。
場当たり的にその日暮らしにも見える、彼らの勢いに任せたその生き方は破滅的で理性とはかけ離れているが、ラストシーンで妙に刹那性を帯びて説得力を持つような気もした。
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エドワードヤン作品は初めましてだったが、おっさんが詰められてゲップして射殺されるまでの一連で、なるほど天才監督なのだと分かる。
友達とエレベーターで二人きりになった時におもむろにケツをそいつに向け…
キスは不吉として、奔放な付き合いをする若者たち。
彼らが集まるなんだか殺風景な部屋と、雑多な台湾の街並み。
何が本当の愛で、何が正しかったのか、そんな小難しいことを掻き消してしまうような瑞々しい今が…
1996年、台北。エドワード・ヤンは、雑踏の中に21世紀の帝国主義の輪郭を見ていた。
「欲しいものはなんだ?」その問いに、誰も答えられない。恋も、暴力も、すべてが換金される劇に変わっていく。父殺し…
愛友達家族お金ほら全部大切だね!が複雑に絡み合ってヒリヒリ
いつも一歩引いて考えてたルンルンが最後報われた
マルトとルンルンの美しさ
台湾の喧騒
劇中全体で出てきてたジンクスが最後に吹っ飛んだ
直感…
90年代に生きる人たちの物語を、まるで竜巻のように… それぞれの「カップル」たちの行き違いを、一瞬たりとも止まることなく描いていて圧倒された。
現実の世界でも、これと全く同じだ。
その、向き合っ…
© Kailidoscope Pictures