『恋愛時代』を見た時、ピンと来ないなーと思ってたけど森直人さんが出てるこれを見たらかなりいろいろわかった。特にこれは儒教の映画であるという話、オードリーが儒教としては理想的な人物として描かれるという…
>>続きを読む121分という映画的許容時間内に、恋も友情も、家族も犯罪も社会も喜劇も悲劇も全部ぶち込まれている。これは単なる青春群像劇ではない。急速に都市化する90年代台北を舞台に、「愛と利潤」の戦争を描き、その…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
青年・中年問わず共通して虚無感に苛まれ大都市に彷徨う人間がその空白を満たすためにお互いを蝕み合おうとするその痛々しい様を美しい色味がかった陰影を用いて描いている。 とにかくエドワード・ヤンの描く夜は…
>>続きを読む経済成長後の台北を舞台に、伝統的な価値観や精神的なよりどころを失いニヒリズムに陥った90年代の若者たちが、他人を欺くゲームを繰り広げる姿を通じて、都市のモラル崩壊や精神的な空洞化を描いた、エドワード…
>>続きを読む今年初めて行った台湾の街並みに魅了された。日本が失ってしまった古いけど活気ある雑踏。2025年の台湾と1996年の台湾の景色がそこまで大きく変化していないことに驚きと共に懐かしいような羨ましいような…
>>続きを読むみんな指図されるのが好きなんだ。
指図されたり、理想像とする人間を追いかけたりしていた主人公たちが少しずつ自分の頭で考え、悩んでいく変遷が素敵だった。
最後、マルタが戻ってくるシーンはベタで安っ…
© Kailidoscope Pictures