久しぶりのエドワード・ヤン監督作品の鑑賞。
90年代半ばの台湾の時代背景に男女の乾いた関係が描かれる青春群像劇。
「死ぬほど愛してる!」と男にすがりつく女にも実は別の恋人がいたり、恋人を当たり前…
多分バブル期後半の台湾。
「みんな指図されるのが好きなんだ。」
と欲望のまま指図する側になりたいであろう若者たちの話。
そりゃ、変になるよね…と思わせる全体の雑多感がよかった。
雑多さと美しいラ…
このレビューはネタバレを含みます
Blu-ray Disc
キスが象徴するものが愛情なら、それを敢えて拒否するのは愛のある世界を否定することだ。
金と権力や名誉への渇望。それが現代や都市の欲望なのだとすれば、そこにあるものは虚しさ。…
「カップルズ」
冒頭、バブル経済終期の台北に生きる四人の少年たち。悪徳実業家、詐欺、荒稼ぎ、フランス娘、屋根裏、暗黒街の組織、愛人、心中、死。今、ブルーネオンの下でキスをする…本作は楊徳昌(エドワ…
エドワードヤンのとる映画だいたい好きだけど、これは微妙…。まあなんとなくテーマはだいたい同じことが多いけど、それなら『恋愛時代』『ヤンヤン』とかの方が上手く描けてたよねと思う。
この作品はだいぶ海外…
傑作だと思うけど好きじゃない。いけ好かない連中のカルチャーイズエドワード・ヤンってイメージだから好きじゃねえーんだよなーとか当然口には出さず観ていたんだけど、割と最後の方にある赤緑赤緑、、、と点滅す…
>>続きを読む〜カップルズ✖️白夜〜併映@早稲田松竹
マイフェイバリット映画館。
とにかく、作品のチョイスと併映のカップリングのセンスがいつも良い。今回も感涙もの。
エドワード・ヤン作品は高値でソフトも揃えて…
このレビューはネタバレを含みます
貫かれた因果応報に沿って反転していく物語と前後左右の人物の配置によって反復していく群像劇。ここでの長回しはゴダール系譜でもあり、黒沢清とのシンクロも感じさせる。映像の補正の横溢とAIの台頭がごく当た…
>>続きを読む© Kailidoscope Pictures