少々甘めの4.2。
たしかに側(がわ)の部分だけを切り取ってみると、凄く『お引越し』じゃん!という感じもわかるのだけれど、実のところは相米作品のような“運動”、はちきれんばかりの画面に漲る躍動感的…
普段は思い出すこともないあの頃の匂いや空気感がよみがえった。
自分と同じ歳頃の大人なら誰しも似た感覚になると思う。もちろんみんな同じ記憶ではない、観た人それぞれの人生のなかにあるあの頃のキラキラして…
相米慎二監督の『お引越し』を仄かにヨーロピアンにした感じ。
そこはかとなく懐かしくて、曖昧さも不可解さも、何もかもが全部愛おしいこの感じ…堪らん!
ただひとつだけ気になった点が。
あるシーンで「◯…
悪い気持ちにはならないんだけど、子供への感受性があまりにないかも、俺には。
子供の嘘のない眼差し、でもそれ以上でも以下でもないかも?
大人たちの微毒のような小さな引っかかりとそれを詳らかにしてしま…
生と死、悲しみ、感情…
登場人物それぞれが生々しかった、人間!って感じ。
それでも人生が美しいと思えるように、ひとりひとりが生きていけたらいいな。
一方で今の時代は最悪と思っていたけど、
昔からそ…
©2025『RENOIR』製作委員会 / International Partners