映像から、温度やにおいまで感じられそうなリアル感で良かった。描かれている時代も、自分の子供時代に近く懐かしくて、それもあり、記憶の奥底レベルで没入していく感じがあった。
大人たちの良いところ駄目な…
だいぶポスターと雰囲気違う気がしなくもないが、先にplan75を見てから見たのでこういう系統だと心構えして見ることはできた。
plan75もルノワールも見て思ったことは、監督の方女性だけど、撮り方…
フキがメインのようで、そうでない気がした。フキから見える世界がこの映画が写しているものなんだと思った。
それでいて、フキがとても良く見えるのは、他の俳優の存在感が同じ温度になっているからのように思え…
すごく良かったところもあったし、すごく怖いところもあった。相米慎二の『お引越し』や森井勇佑の『こちらあみ子』にも通じる少女と死の話。フキがいろんな国の子どもを船上で踊っていたあそこは天国なのかも。
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●難しかった。『何を見せられてるんだろう?』という感覚まで覚えた。
●『ルノワール→ル・ノワール→le noir→黒……なのかな?』『人間の黒い部分を少しずつ集めてモンタージュした作品なのかな?』…
思った以上に娘と父親の話しだった。
これと言ってはっきりとしたストーリーが無く不思議な映画だったけど、子供から見たら大人の行動や感情は滑稽だけど、自分も徐々に大人になっていく、という感覚が蘇った気が…
《危うくまばゆい11歳の夏》
タイトルの『RENOIR』の“O”の形がいびつなのはまだ完成していない彼女の心を表しているのでしょうか。
第78回カンヌ国際映画祭、コンペティション部門出品作品に選出…
この暑い時期に、避難するように入った涼しい映画館での鑑賞。
実際の季節も相まって、フキの視点を自分がそのまま体感するような、子供ならではの純粋な視点でみる世界がとても美しく、時に現実を突きつけられる…
フキ11歳、昭和をかく彷徨す、といった映画で、フキは冒頭から死に向き合っている、というか、フキの目の前には死が横たわっている。フキの父はしにかけている。しかしそれは特別な非日常であるわけもなく、粛々…
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