口悪く好き勝手に生きて、ドラッグで身も心もボロボロなんだろうけど、ヴァンダと妹のやりとりは生き生きとしていた。
そこにいた人々の息遣いは痛々しいほどの存在感をもたらし、人々への類い稀ない愛情が美し…
【公私の境界が崩壊しつつある世界で】
東京都写真美術館にてペドロ・コスタの特集上映が始まった。大学時代ぶりに『ヴァンダの部屋』を鑑賞した。本作は私が初めて観たペドロ・コスタ映画であり、廃墟の空間の中…
紛れもなく苦行!これのエンドロールが流れたときが今年でいちばん嬉しかった瞬間かもしれない!ガチで嬉しすぎて泣きそうになったᐡ т · т ᐡ
カメラは定点で微動だにせず、しかし人々がカメラの存在…
ドキュメンタリーだが、編集やカット割はフィクションの意図を感じる作品
外の建物を壊す音とドラッグにより身体が蝕まれているのかヴァンダのからからの咳と吐き出される啖と汚物のぺちゃぺちゃした音。
映るも…
何も前情報入れずに物語映画だと思って観てて、誰が誰だか分かんなくて戸惑ってたけど、あぁこの移民街は取り壊される状況にあってそこに暮らす人たちを映してるだけなんだと割とあとの方になって分かった。
きっ…
「骨」での演技がすごかったのでこれも見たいと思ったんだけど、見れてよかった。
あまりにも自然すぎて、カメラどうゆう風に回してるんだろうか(パンフレット買ったけどちゃんと読んでないから読むね)監督の制…
約3時間、思ったよりしんどくなかった。
解体シーンもっと多く見たかった。
みんな好き勝手話してるかと思いきや、ヴァンダと妹は心が通っているように感じたし、弟を可愛がる愛情があったり、まだ残されてい…
解体されゆくスラム街の壁になったようなデジタルカメラの映像。
画面のなかのライター、窓からの光、テレビ、蝋燭などの光源のつくる陰影がドキュメンタリーとフィクションの間の空間を創り、その存在が消えそ…
そこに生きている人たちの息づかい、臭い、そういったものを映すために、監督は2年間、真剣だったのだろうと感じた。フィクションともドキュメンタリーとも、どちらともいえない、そういったないまぜの方法で、監…
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