日本と台湾🇯🇵🇹🇼
国も言語も文化も違うのに
どこか“懐かしい“という感情を
呼び起こされる本作品
※日本統治下の影響を感じさせる
シーンの描き方・散りばめ方が秀逸
電車に乗って訪れる親の郷里
…
台北で暮らす冬冬と妹婷婷が母の入院をきっかけに田舎町の祖父の家に預けられる話。当時の台湾の田舎町の原風景が味わえる貴重なショットの連続。侯孝賢にしては事件が多い脚本で芸術映画っぽくないのも新鮮だった…
>>続きを読む劇的な場面は描かれない。でもその省略にわざとらしさがなくて、それって案外すごいことなのではないかしらと思った。
郷愁や情緒は、それ自体がとても力強いものだ。だからこそ、この丁寧で素朴で嫌味のないキ…
絶妙に胸糞悪いことばっかり起こっていたしショットもそこまで惹かれないしで、ヤンの映画だけ観てればいいか…の気持ち。大人の世界を覗き見ることになんの興味も持たなかった幼少時代だったからか郷愁も誘われず…
>>続きを読む冬冬はこの映画の主人公だが、映画内で起こる事件には直接的に関与しない、一貫して目撃者、傍観者だ。
誰しも、子供の頃に冬冬のように傍観者になったことがあると思う。大人の世界で事件が起きて、大人同士が…
病弱の母、犯罪、暴力、近所の痴呆の女性、流産、動物の死、、、子供の頃って大人でも食らうような出来事に結構遭遇しているけど、だんだん忘れてっちゃうんだよな。
ゆさゆさと揺れる木々の葉の緑が眩しすぎる。…
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