トレーラーハウスで酒浸りの母親と暮らすロゼッタ。ある日、理由なく職場をキビにな理、厳しい社会を目の当たりにしながら、新しい仕事を探し続けるが、、。
どん底の生活から、必死に抜け出そうとする少女が主…
他者に心を開いてないからかラストまでヤングケアラーの悲壮にあまり心を寄せられなかったが、ガスボンベを抱えて嗚咽して同僚の手助けで立ち上がることではじめて身近な隣人として見ることができた気がする。
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「ロゼッタ」
ダルデンヌ兄弟が初めてパルム・ドールを獲った作品。2個目のパルム・ドールを受賞した「ある子供」と同様に貧困層の生活を描いている。
「まともな生活がしたい…」 この言葉が胸に刺さる。…
突然解雇を言い渡され拒絶し工場内を走り回るロゼッタ
ボロのトレーラーハウスから衣服をかき集め資金調達しながら職探し
そんなロゼッタが地べた這い回りながら手にしたかったのは一攫千金でも恋人でも夢でもな…
美しさとは、さまざまな社会的な尺度からは基本的に外れた場所に存在することを、1人の少女の姿を通して、鮮やかに描き出していたように思う。
またそれゆえに、美しさに近づこうとしても、社会的なまなざしは…
ロゼッタが生活保護ではなく就労に拘ること、チクってまで自分の職を得ようとする事。彼女の行動を頭ごなしに否定することは僕には出来ない。少なくとも彼女の生活のその頽廃さの中に一貫した信念が潜んでいたと思…
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