シタールの音色が心地よすぎてちょっと眠くはなってしまったが、ここまで幸せな映画体験は初めてだった。
個人的には中盤の音楽会のシーン、素晴らしい音楽が流れる中主人公の家族の不穏な描写が登場し、一体何が…
地主階級の没落と近代への抵抗が、素晴らしいショットをふんだんに描かれる。ワインに落ちてもがく蠅、ガングリの車が立てる砂塵が遠くの象を隠す、最後の音楽サロンを用意するオノントの表情、モヒムの紙たばこと…
>>続きを読むインドの没落貴族の哀しくも美しいなれはて。彼はかつてのように自分の邸宅のサロンで人を集めて音楽を楽しむことを生きがいとしていた。
祖父や曽祖父の肖像画、大きな鏡がかけられていて自分自身と音楽サロン…
2025/8/12 @ ルシネマ
インドはカースト制度でお金持ちは代々血から血へと財産が渡ってきたのだなというのを実感する。見栄を張ってお金を使い、しかし水不足によって没落していき、どうすべきかも分…
【荒野の空金庫】
“サタジット・レイ レトロスペクティブ 2025”上映にて。
今では欠点としか思えない箇所が続発するのに映画体験としては豊穣、という貴重さだった。
こういう出会いがあるから、…
このレビューはネタバレを含みます
CGとかない時代の作品なので、地主さんのお宅は凄く豪華な邸宅なのだろうなと思いながら鑑賞してました。
蠟燭のシャンデリアって!
今でも、歴史的建造物にあるけど、日本では皆、電化されてるよね。
スト…
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