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パレスチナ36
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パレスチナ36の作品紹介

パレスチナ36のあらすじ

1936年、英国統治下のパレスチナを舞台に、政治の駆け引きのなかで土地を奪われてゆくパレスチナの人々の民族の覚醒とその抵抗を、スケール豊かに描いた歴史大作。現在のパレスチナ問題の源流が何なのかを考えさせる作品。

パレスチナ36の監督

アンマリー・ジャシル

原題
Palestine 36
製作年
2025年
製作国・地域
パレスチナイギリスフランスデンマーク
上映時間
119分
ジャンル
ドラマ戦争歴史

『パレスチナ36』に投稿された感想・評価

KUBO
4.5
今日で東京国際映画祭もフィナーレ。最後の映画は東京グランプリ受賞作品『パレスチナ36』。

すごい映画だったなぁ。聖書の昔は別にして、如何に彼の地にユダヤ人が入植し、パレスチナとの対立が起こったのか、その問題の原点を描いた作品。

1936年、イギリス統治下のパレスチナに次々とユダヤ人入植者がやってくる。土地を登記するという西洋のやり方を行なっていないパレスチナの民は、知らないうちに土地を奪われ、抗議は「反乱」とされ、武力で制圧される。

家族を殺され、家を焼かれ、パレスチナの民の怒りは増幅し、対立は激化していくのだが…。

本作は、ユダヤ人の入植が始まった最初期の頃のパレスチナを描いているが、1948年にはイスラエルが独立し、その後両者の対立は延々と続き、昨今のパレスチナ・イスラエル戦争で行き着くところまで来たという感じか。

「何があっても絶対に立ち退いたりしない」とエンドロールの歌は歌うが、今まさにイスラエルの攻撃によってパレスチナの民はガザの地から追い出されようとしている。時代は違えど状況は全く変わらず、いや、さらに酷くなっている。

すごい作品だが、パレスチナ側から見た作品だけに、今「東京」がこの作品をグランプリに選んだというのは明らかに政治的メッセージとなる。

いつまでも後ろ盾になっているアメリカ。理念では声明を発しているヨーロッパ各国や国連だが、ガザの虐殺や勝手なユダヤ人の入植を止める術はない。

果たして「映画」にチカラはあるのか?そんなことを考えさせられる作品であった。

*劇場内にたいへん騒がしい白人のカップルがいた。いつまでも喋り続け、ポップコーンを食い散らかし、トレーを床に投げ捨て、終いには途中で出て行ってしまった。もしかしたら、ユダヤ人だったのかもしれないね。
Omizu
3.7
【第98回アカデミー賞 国際長編映画賞パレスチナ代表】
アンマリー・ジャシル監督作品。アカデミー国際長編映画賞パレスチナ代表に選出、東京国際映画祭コンペにも出品されている。

至極真っ当な歴史映画。パレスチナの独立運動を丁寧に描いている。しっかりとしたプロダクションに支えられており、これはアカデミー賞ノミネートを狙えると思う。

入植者に抑圧されるアラブの民たちを力強く描いており、クオリティが高い。イギリス軍の横暴に遭遇し独立運動に参加することになる青年やその周囲の人々を描いている。

イスラエルのガザ侵攻に揺れる今、パレスチナの源流をとらえた本作は非常に重要だろう。信念を強く持ち負けない、そんな覚悟をも感じる一作。

美術や衣装、撮影に演出、脚本など言うことなし。完璧に整えられた映画。テンポもよく女性たちの闘いもしっかりと描かれている。意外性があるわけではないがよく出来た一作。
3.9
イギリスの三枚舌外交に翻弄されるパレスチナの人々の話。
現在もなお尾を引くパレスチナ問題の発端とも言うべき、パレスチナ独立戦争時代を丁寧に追っていて、まるで歴史の授業を受けているようでした。

舞台は1936年頃のパレスチナ。今作は群像劇で色々な立場の人が出てきますが、誰目線の物語かと言うと「アラブ人」です。
主要な人物として、まずはペンネームで男性名を名乗らざるをえない女性ジャーナリスト。彼女の家に出稼ぎに来る青年。青年の住む村にいる、両親と暮らす未亡人とその娘。娘と仲のいい少年と、その父親である牧師。イギリスの支配下でそれぞれが暮らし、抗い、無力にも支配される様子が、当時の映像(だよね? あれ)も交えつつ展開されます。

チャプターごとに、年号や「これからどう物語が動くのか」がテロップとして出てくるので、歴史を知らなくても問題ないし、むしろ、そういう歴史があったことをきちんと伝えていると感じました。

観た日:2025/10/29