東京国際映画祭2025にて。
ゴダール後期の右腕として撮影監督をつとめていたファブリス・アラーニョが初監督をした作品。
セリフもあまりなく、ひたすら湖面ばかりの映像で、ヨットの如く船を漕ぐ(眠っ…
冴え冴えとした映像の断片を繋げ、荒波に揉まれ、風に導かれているうちに何かがボンヤリと浮かび上がってはくるのだが、そこに強烈なインパクトがあるかといえばそういう訳でもなく、ただ画の力強さを帆として身…
最近の映画記録、TIFFでみた「ル・ラック」のこと。
11本目、8日目の鑑賞。ワールド・フォーカスの一作で、スイス映画。
ゴダール作品の撮影監督の長編監督デビュー作、ということで見てみたが、これは…
中年夫婦は、レマン湖での数日間におよぶヨットのセーリング・レースに挑戦する。スポーツドラマ作。海上での映像美はやはり圧巻で、雰囲気は抜群。台詞がほぼないので、エンタメ性やドラマ要素は薄く、ドキュメン…
>>続きを読む視えているものは視えないものの裏地
晩年のゴダール作品で撮影監督を務めたファブリス・アラーニョ監督作品。
映像美は筆舌に尽くしがたいほど。綺麗なスクリーンで観たかった。
画角の違いは過去と現在…
不在のゴダールに捧げるソニマージュ──第38回東京国際映画祭ワールド・フォーカス部門。晩年のゴダールの右腕ファブリス・アラーニョの長編デビュー作。スイスのレマン湖でヨットレースに臨む夫婦を、超絶心地…
>>続きを読む撮影は本当に見事で、美しい風景カットの数々に思わず見とれてしまった。秋の森の景色は特に印象的で、ずっと眺めていたくなるほど魅力的だった。
ただ、冒頭のヨットのシーンだけは少し落ち着きがなく、カットの…
流れ星の代わりに沈みゆく夕日に願い事を。
今年のTIFFはこれ。
紹介文は読んでいたけど、冒頭のタイトル英訳「the lake」のおかげで内容を予想できた。
たぶん喪失の話かなとあたりをつけて観た…
©Casa Azul Films - L'Atelier