「遠くへいきたいわ」と同じ、他の人で喪失を埋めようとすることの緊張感が物語の推進力。
WinWin関係がその時間を成立させるけど、いずれ喪失は受容され、次へと進んでいく。残される者と過ぎ去っていく者…
カンヌ監督週間2025@ヒュートラ渋谷
「Undine 水を抱く女」が好きだったので、今年の監督週間ラインナップで一番楽しみにしてた作品。
ラヴェルのピアノ組曲「鏡」No.3(海原の小舟)がその…
ドイツのクリスチャン・ペッツォルト監督最新作。
“Elements Trilogy(元素三部作)”と呼ばれているらしい『Undine(水を抱く女)』『Afire』に続き本作もパウラ・ベーアが主演。
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監督ペッツォルト主演パウラベーアのペア4作目。
冒頭から変だし、亡くした娘のかわりを求める母親の話になり今年見たホラーBring Her Backを思い出してビクビクしていた。思ってたのと違う終わり…
[ピアノと食洗器と壊れた"家族"] 80点
傑作。クリスティアン・ペッツォルト長編11作目。前々作『水を抱く女』と前作『Afire』は所謂エレメント三部作の二本だったので、次は大地か大気か…どんな…
【機能不全を埋めるピースになる】
動画版▽
https://www.youtube.com/watch?v=VVK8avRMJO0
なぜか会社の忘年会が消滅したので、急遽ヒューマントラストシネマ渋…
交通事故を回避した瞬間から始まるが、物語の核心は事故そのものではない。主人公ラウラが受け入れられていくベティの家は、一見すると癒やしの空間に見えるが、実際にはラウラの主体性が少しずつ溶かされていく場…
>>続きを読む壊れたものを直すという行為に裏打ちされた家族関係のメタファー。
不穏な装いで引っ張っていって、ミニマルな場所と人数でも飽きはしない。飽きはしないのだが、決定的な何かの訪れを期待させておいての肩透かし…
あまりにも小出しにされる要素とそれに伴うオフの音と編集の気持ちがいいのでそれだけで満足してしまいそうになった。ていうかしてしまった。猜疑心の映画というか全然正しくないことを許容できない人たちの映画と…
>>続きを読む©Schramm Film