日仏学院にて4Kレストア版を鑑賞。上映後に舞台で来日していたイザベル・ユペールのトークショーあり。
数日前にその舞台『Mary Said What She Said』も観劇。ユペールは相変わらずゾ…
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《戦後80年ー日仏の交差する視線》②
ナチス占領下のフランス。
夫に黙って堕胎補助をし、娼婦達に部屋を貸して稼いでいた"マリー"。
稼ぎも大きくなっていき、だんだんと生活が派手に...
彼女のして…
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夫が出征中で内職をして
ふたりの子を育てている
歌手になりたい主婦が、
友人の堕胎を「手伝った」ことで
成功体験を得て、
帰ってきた夫のやらせろオーラを
交わしながら
偶然知り合った娼婦をつてにやっ…
向こうから歩いてくるお化粧したイザベル・ユペールが受付の女性に微笑まれつつドアを開けて入り口に入ったところでカメラはそれを追わず来た道を戻るように建物の外壁を映したのち上に移動しつつ窓を覗くと室内で…
>>続きを読む見たかったシャブロル監督の作品が上映され、しかも主演のイザベル・ユペール様が生で見れるという貴重な機会に飛びついた。本作は戦時中のフランスで処刑されたマリー=ルイーズ・ジローいう女性を描いた作品だ。…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
1940年代にギロチン刑になった実在の女性を元にした物語の映画化。その刑が施行された最後の女性たちの中の一人でもあるらしい。
シーンの入り口に、必ず建物に向かって歩く場面が映されるが、基本は顔のア…
コメンタリーでシャブロルが「できるだけ簡単に撮るようにした」と言っている通り、いかようにも心理的に深刻なように複雑っぽく撮れそうなものを、あっけらかんとした顔でシンプルに提示している。そしてイザベル…
>>続きを読むまあ、体制側は人口が減ると国力を維持できなくなるから堕胎と同性愛に関して厳重な罰を科すのは当然ゆえ(支持はしてない)、見せしめに死刑に処されるのも致し方ない時代があったことを痛感させられる映画。
…
シャブロール、ユペール・コンビによる、フランス最後のギロチン刑になった女の半生。堕胎を手伝い、娼婦に部屋を貸し、暮らしは豊かになる。帰還兵の夫とは不仲だが、ヒモ状態に。そして夫の密告が思わぬ結果に。…
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