新女囚さそり 701号の作品情報・感想・評価・動画配信

「新女囚さそり 701号」に投稿された感想・評価

ノリオ

ノリオの感想・評価

4.0
初めて見た時は気にもしなかったが、伊藤俊也はこれがデビュー作なんだそうだ。

タランティーノは梶芽衣子の大ファンで、『キル・ビル』のエンディングテーマに「恨み節」を使ったほどだ(どんだけ好きなんだ!)


伊藤俊也の演出はキレにキレており、舞台的な場面転換、印象的な(極端な)ライティングなど今見てもまったく古臭く感じることはない。

それに付け加え、梶芽衣子の存在感は圧倒的なのである。
その瑞々しさ、妖艶さは今の日本映画界を見回しても彼女に匹敵する人間はいないのでは? と感じるほどだ。
マゾ気質のある男性なら彼女に睨まれただけで悶絶するだろう。

スパイ顔負けの洞察力に何故あれほど簡単に男に騙されるんだ、というツッコミはさておき、女囚どもを次々と葬っていく様は痛快そのものだ。


ちなみに最近梶芽衣子が新曲をリリースした。


タイトルは「女をやめたい」


スゲエよ・・・、梶芽衣子。
梶芽衣子に比べて圧倒的にベビーフェイスな多岐川裕美。
梶芽衣子に倣ってメンチを切っていて、それが意外と悪くない。

梶芽衣子版より口数は多いが、特に原作漫画に近づいたわけでもない。
ストーリーも原作・梶芽衣子版共に違うが、政界の闇をバックボーンにして権力への怒りを軸にしている点は、このシリーズの肝を堅実に守っている。
欠点を上げるとすれば、浅香光代の死に方が人形丸出しなくらいか。
女囚さそりシリーズのリメイク版第一弾。シリーズを通すと5本目に当たる。本作からサソリ役は梶芽衣子から多岐川裕美へ変更。

『女囚さそり701号』シリーズ一作目と『女囚さそり701号恨み節』シリーズ四作目と『仁義の墓場』などの助監督を経て、監督に昇進した小平裕監督作品。

サソリであるはずの多岐川裕美演じる松島なみのキャラが全く違う。オープニングから喋りまくる
普通の女子大生みたいな感じ…
あれ?今まで積み上げて継承してきたものは?これならさそりシリーズじゃなくていいでしょ?
継承するようなことが何もなかったとも言えなくないが…

女子大生みたいなキャラも相まって多岐川裕美じゃ、ちと可愛すぎる。めちゃくちゃ喋るし…梶芽衣子は台詞あったか?くらい話してないし、鋭い眼光だけで語る迫力が…多岐川裕美の目がね、猫みたいで可愛すぎる。

ハットの下の虎柄のスカーフを顔に巻いてるが、あれも要らないな。

シリーズ四作目は飛ばしてしまったから何とも言えないが、シリーズ五本目にして、やっとやっと車を使ってくれた。シリーズを通して言い続けてよかった…

あっ、あと忘れてた。
多岐川裕美のおっぱいを期待して見てたのに、結局おっぱいは封印されたので本作の価値はまた一段と下がった。
梶芽衣子の次は多岐川裕美だった。恨み節でなく別主題歌と挿入歌を自身が歌う。シリーズだから統一してもいいんではないかと。アクションシーンは、あんまりキレがない。でも浅香光代との対決は結構面白い。童顔なので目力が弱いとの評もありますが結構あった気がしますけどね。話は、なんだかなぁですけどね。衣装だけは何故か同じ。国会前でゲリラ撮影なんでしょうか?当時の映画屋は、どこでも撮りに行ったんですね。
多岐川裕美の瞳の力。元婚約者の夏夕介との切り返しがズレていて、殺し方も最高。
Jumblesoul

Jumblesoulの感想・評価

3.5
新「さそり」となってはいるが、梶芽衣子版第一作のリメイク作といっていい多岐川裕美版さそり。
童顔の多岐川にあの激しい眼力の松島ナミ役ができるかどうか疑問だったけど、これはこれでなかなか似合っている。デビュー主演作『聖獣学園』も復讐ものだったので、この手の作品は経験済だからかも。リンチされるシーンも堂々としたもので、この多岐川版の続編も観たくなるほどの熱演だった。
姉さん役の范文雀、根岸季衣、そして何といっても浅香光代のパワフルな名演と脇役陣もいい。梶芽衣子版シリーズが傑作すぎて、低評価なのが残念な佳作である。
OPがとにかくかったるい。さっさと刑務所の話をして欲しかった。
復讐に目覚めてから人間らしさを捨ててる伊藤版の松島ナミが好きなので、元彼を殺すくだりで松島ナミに未練を持たせるのは許せなかった。

演出面も伊藤版の模倣っぽいとこがチラホラあってそこも残念。新機軸すら打ち出せてないのは如何なものかと。
最初の多岐川裕美からは想像もつかない女囚堕ちたあとのパワーに執念。かわいい顔してるけどエグい刺し方するのが良い。
浅香光代の怪演に尽きるかと。故夏夕介も軽薄な色男役が板についてます。
悪徳代議士の秘密を知った為に姉を殺され、その濡れ衣を着せられ、恋人は代議士に買収され(しかも代議士の娘と婚約)
…昔の表現ならまさに天中殺のヒロインを多岐川裕美(美人)さんが「それなり」に頑張ってる。
刑務所に収監され代議士の指示により命を狙われる。果たして復讐は出来るのか…?

何故「それなり」なのか?ヒロインが女囚達に乱暴されるシーン、実は多岐川(美人)さんは『ヌードはいやん!!!』と裸を拒否したのだ…実にけしからん。芸術だよ。必然性だよ。ぶー
その際、共演した浅香光代嬢は「脱ぎな!」と怒ったとの事。見直したよ、兄貴。

見逃せないシーンが沢山ある中、ラストに代議士の秘書に夏樹陽子さんが。これは多岐川さんが駄目な場合、彼女を使おうと監督は考え秘書に起用したとの事。(実際、次作のさそりは夏樹陽子主役になった)

夏樹陽子さんの「さそり 特殊房X」、見るしかないね。
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