白子屋駒子の作品情報・感想・評価

白子屋駒子1960年製作の映画)

製作国:

上映時間:92分

3.8

『白子屋駒子』に投稿された感想・評価

三隅は、立ち廻りのない時代劇を撮りたかったという。なるほど、本作や「なみだ川」は文句なしに素晴らしい。現代劇だが「古都憂愁 姉いもうと」も見事だ。本作は材木問屋の一人娘、駒子は番頭に恋し、相思相愛の…

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3.8
三隅版『近松物語』。山本富士子の浮世離れした美しさが物語をファンタジー化させる力を持ってて恐ろしいばかり。日本家屋を美しい構図で収める三隅が十分に楽しめるのも今井のカメラと内藤の美術のおかげか。
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山本富士子の着せ替えショーかよ…かき乱す近藤美恵子もパッとしない…小林勝彦は何もしない…それでも流石の内藤昭の美術と、薄い屏風と、蚊帳の奥行きといった演出
TagTak
5.0

大傑作!。無駄が1つもない完璧なメロドラマ!!。悲恋、情欲、復讐、親子愛。尺90分で様々なドラマが展開する濃密さに打ち震える。シネスコを巧みに活かした撮影は素晴らしく、屏風や蚊帳を使った動線の優雅さ…

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yuka
3.7

不義の罪により市中引き回しとなっているカップルを障子の隙間から眺める女、という冒頭から、この女の末路が予期される

どうしても脳裏に『近松物語』がよぎり、あれと比べると霞んでしまうのだが

蚊帳とか…

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2016/1/9 東京国立近代美術館フィルムセンターにて初見。
転落死した若旦那を蔵の二階から見下ろすときの山本富士子の目の芝居が良い
「箱入り娘」を改めて映像化されると、その特異さに気付く
三隅研次ってフィルム・ノワールみたいなの撮ってないのかな。相性良さそう
アノ
4.1
溝口と見紛う強烈な純愛劇。
ラストのキリストと重ねられる山本富士子の美しさ。
☆☆☆☆

2009年10月6日 新・文芸坐

2016年1月27日 国立近代美術館フィルムセンター大ホール
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課題のためにフィルムセンターへ!これを2000字の感想に膨らます…

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