一見特殊だけど、誰にでもあり得るような親子関係を描いた映画。
母親と息子がお互い愛しているのに愛しきれないし、些細なことでも憎んでしまうような微妙な感情が伝わってくる。独特なヒリヒリ感。
ドラン監督…
知識や教養によって映画の解像度が変わるのは映画あるあるだが、
この映画は生まれ育ちによって感じられるものが大きく変動すると思われる。
自分は愛情たっぷり温室育ちの木偶の坊やなので、隣家のトラブルを…
グザヴィエ・ドランの作品のなかでベストと言えるものは、当然ながら人それぞれによって異なるなか、僕の受けとめ方としては、『わたしはロランス』(2012年)が最も高い象徴度で核心を表しているように感じる…
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