グザヴィエ・ドラン監督が19才で撮り上げた衝撃のデビュー作。
17才の青年ユベールの母との愛憎を軸に、
彼氏との日常も織り交ぜながらシャープに描いた快作。
マシンガンのように繰り出される母への罵倒…
好きな映画監督は?と聞かれたら、
ドラン監督をあげると思います。
それくらい自分にとって
影響力のある監督の半自伝的映画。
久しぶりにレンタルショップで
DVDを借りて観ました。
それも相まって特…
これ、原題の私は母を殺したって直訳するとそうなるんですけどすごくそれにピッタリすぎる話だった。
母親との反抗期というか、息子は母親と真逆だと思ってるし(でも短気とか見ているだけでああ、この子はこの母…
なんだろう、親子のお話はいくつでもあるのにグザヴィエ監督のこの作品は妙に惹きつけられるものがあり、見ていて心にすっと入り込んでくる。
グザヴィエ監督しか作れない世界観なんだろうな。
どんなに憎んで…
母親って不思議な存在……
こんなに憎んでも切っても切れない関係だし、嫌いだけど他の人が母親を傷つけようとしたらその人を殺すだろう。
映像のセンスはもちろん芸術的ですごくタイプ…
特に恋人とペンキ…
思春期の破壊衝動。それは時に親子の関係に向かうわけですね。
不機嫌な映画ではありますが、コミカルな会話も面白いし母親のイケてない服装など、脚本は結構楽しめます。センスですね。
映画の語法はすでに確か…
すごかった。内容も続きが気になるし、ユベール視点で進んでいくのもいい。母と息子のどうしても良くならない関係性。
ご飯とか学校の送り迎えとかしてくれてるけど、母に対してはどうしても受け付けない気持ちが…
(c)2009 MIFILIFILMS INC