ブレージングサドルの作品情報・感想・評価

「ブレージングサドル」に投稿された感想・評価

ひでぇ。撮影監督のジョセフバイロックが平凡な演出家に付き合ってやってるだけ。西部劇をシネマスコープで撮るとはタランティーノの『ジャンゴ』的な無神経さ。誇れるほどの西部劇を見ていないが、いささかも西部劇のパロディとはいえない。

このレビューはネタバレを含みます

色々面白いシーンはあったんだけど、セットから出て行く最後のメタ展開に全て持って行かれてしまったから強烈過ぎるメタ展開も困り物ではある。(川島雄三が幕末太陽傳でやれなかったことを平然とやってのけた点は賞賛に値するが)
ずっと観たかった作品。
終始しょーもなかったけど、そこが逆に良いんです。
AnriKimura

AnriKimuraの感想・評価

4.0
終始コントなんだけどラストスパートでもっとコントしてくる。
今まで観たガンマンで1番の早撃ちやわ。笑
YF

YFの感想・評価

3.3
なんなんだこの映画は!っていうのが感想。決して悪い意味ではなく、最後の10分ぐらいはもうめちゃくちゃだなぁ。
でも話のトーン自体は黒人差別を扱ってるというかなり重くなりがちなテーマなんだけどね。
Guy

Guyの感想・評価

2.3
乾燥した風が吹き荒れる赤い大地の怒りとズレまくったバカのコントラスト。
ドリフな笑いも当時のモダンか
コマーシャルアメリカンなラストの展開も肌に合う事は無くハーピーエンディングを眺める。
燃えろワーナー・ブラザース!
No.586[人種差別に鋭く明るく糾弾する"ブラック"ウエスタン] 98点

ウエスタンを盛大にコケにしつつアメリカの人種差別に鋭く斬り込む傑作コメディ。人種差別に対して"皆に(差別しないことを)刷り込んでクセにしちまえばいいんだ"という理論を全面に押し出しつつ、相手にされずに落ち込む姿を直後に挟む感じが非常に好み。"ブラック"ユーモアとして強烈な皮肉が利いているのに笑いで回収するバランスの良さ。決して"人種差別するやつは殺しちゃえ"とか"殴ってその場から離れれば解決"とかいう安直な解決策に身を任せない"草の根運動"的な着想が本質的に問題を捉えている素晴らしい回答だと思う。

物語の視点は唐突にメタに変わって映画内で映画から逸脱した大喧嘩を繰り広げる感じが正に好みって感じでテンションブチ上がった。ツッコミどころの余白が空いているのが本当に素晴らしい。最高かよ!
とーり

とーりの感想・評価

3.5
「メル・ブルックスの作品だぞ!」ご機嫌なアメリカ像を全身で感じよう。彼が絶好調な一本で、アメリカでは厚い支持を得ている風刺の効いたパロディ満載西部劇コメディ。大きく雄大なロケーションでここぞとばかりにふざけ倒しているから尺的にも気楽に見られる。本当に好き勝手したな~って印象だけど、それは裏を返せば真の知的さの表れが表現が表現たりえる所以。気持ちいいくらい色んなルールを打ち破っていくから、きっとアメリカ人にとっては特別になり得る作品で日本人にとっては観光客気分で文化人類学的一本?例えばコメディを代表する『フライングハイ』とかを見ても思うことだけどアメリカ人と日本人は笑いの感性がずれているのだと思う。だから本作はきっとアメリカ人が見たら僕たちより爆笑必至なのだろうな、特に公開当時リアルタイムに見ているとより一層。つまり色褪せているという事もあるけど、それでもやっぱり楽しいのは変わらない。とりわけ反則しまくりな終盤には確かに抗いがたいカタルシスみたいなものがあるかも、それもまた比較的歴史が浅いアメリカという国と一緒に育まれてきた映画という表現方法が発展を遂げてきたからこそ。
「ラストを見とこう」「ハッピーエンドがいいが」

TOMATOMETER90 AUDIENCE91
Critic Consensus: Daring, provocative, and laugh-out-loud funny, Blazing Saddles is a gleefully vulgar spoof of Westerns that marks a high point in Mel Brooks' storied career.
ブラックジョーク満載のトムとジェリー見てる様な軽快さだった。
シズヲ

シズヲの感想・評価

3.5
前代未聞のコント映画。西部劇っぽい要素やパロディがふんだんに盛り込まれた上で徹底的にふざけ倒している。差別や下ネタを始めとするブラックジョークも終始繰り広げられるけど、主人公の黒人保安官(『バニシング・ポイント』のDJだ)がめちゃくちゃあっけらかんとしているので安心して見れる。

風刺的な内容の割には思ったより毒の切れ味が無い印象。やってることは野暮臭いギャグが大半だし、笑いのセンスも流石に古いので正直途中まではそんなに乗り切れない(でも早すぎる早撃ちを「そもそも銃を抜いてない」という表現でかましたジーン・ワイルダーは笑う)。ただ終盤に差し掛かる辺りからシュールさが増していく。高速道路のゲートが出現したり「アカデミー賞」などのメタ発言が飛び出したりとどんどんカオスになっていく様は愉快だ。

ラストの大乱闘はもうむちゃくちゃで凄い。時代設定どころか第四の壁すら突破して繰り広げられる怒濤の展開は正直笑った。ただマカロニ・ウエスタンもそうだったけど、こういう過激なコメディ化やパロディ作品の出現は当時のジャンル衰退を感じ取れてちょっぴり切なくなる。
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