大盗賊の作品情報・感想・評価

「大盗賊」に投稿された感想・評価

本日11月26日は私の大好きなフランス映画監督の一人、フィリップ・ド・ブロカの命日です。
彼も没後13年目に突入。

盟友ベルモンドとのコンビ作でワクワクする活劇を数多く生み出してきたド・ブロカですが、
本作『大盗賊』こそ彼と初タッグを組んだ原点であり、このコミカルなキャラクターが以降ベルモンドのイメージを決定的なものにした作品でもあります。

ルイ王朝時代の18世紀フランス・パリを舞台に、盗賊役のベルモンドがとにかく大暴れしちゃう冒険活劇!

コソ泥の一味から志願兵に転身するものの、そこで意気投合した戦友と共に巨大な盗賊団を組織していく成り上がり列伝を展開します。
貴族から強奪し、貧しき庶民に分け与える義賊と化したドミニクは"カルトゥーシュ"と名乗り、
美しき女盗賊ベニュスとは恋仲に。

華麗なヒロイン・ベニュス役はイタリアからクラウディア・カルディナーレ様を迎え、
頼れる側近には先月逝去されたジャン・ロシュフォールと怪力のジェス・ハーンを起用。

とにかくカルディナーレ嬢がめちゃくそ可愛くて、
終始ベルモンドとイチャイチャしている様も堪らなく羨ましいのが見所であり、
そしてエンディングの切なさもひとしおでございます。

コミカルな作風はドブロカ作品の脚本を多く手掛けたダニエル・ブーランジェ、そして上に立つ者が陥る宿命と男の性というもう一つの重厚なドラマを添えたのは恐らくシャルル・スパークの功績であり、
また素晴らしいスコアはジョルジュ・ダリリューが担当。

残念ながら国内ではVHS以降ソフト化がされておらず、そもそもド・ブロカ作品は日本で冷遇されてやしないかと疑うくらい。
数年前にやっとディスク化された『男シリーズ』みたく、是非とも本作のBlu-rayもリリースしていただきたいものです!