戦争で子供を失った母親のドラマだけれど、こういう作品で反戦やプロレタリア思想に溺れず子供を失っても主人公である女性をはじめ逞しく生きる女性たちのドラマを賑やかに撮っているところが独特。でもだからこそ…
>>続きを読む泣いた。母としての愛情の物語というより、ひとりの人間の問い直し・再生の物語としてみる。
原題Pilgrimage(巡礼の旅)は、我が息子の戦没慰霊ツアーという画一的なパトリオティズム裡に押し込められ…
塹壕で戦死した息子→嵐で息子の部屋の窓が開いて母親が起きると出産の報を伝える来訪者ってすげえ展開だ。なにより干し草祭りの多幸感に泣く。これは完全に天国からのプレゼントじゃないですか。射的場でマネキン…
>>続きを読むいやあ上手い。嫁の手向けの花束を手に持つあの触感を、その場の泣かせに使うだけでなく見ず知らずの(同類の)母親と手を取り抱き合う瞬間とに繋げる。動作に情感を持たせることこそ映画だ、っての痛感させられた…
>>続きを読むヘンリエッタ・クロスマンが良い意味で嫌な母親役にぴったり。母親に取って息子は恋人というけれど、若い女と結婚させないために戦争に送り出しちゃ駄目だよー。
息子が池に石を投げて、揺れた水面に恋人が映る…