暗殺者の家の作品情報・感想・評価

「暗殺者の家」に投稿された感想・評価

いくら

いくらの感想・評価

4.5
再見。今までとにかく笑っていたピーターローレが妻が撃たれた瞬間に180度変わる表情がたまらない。ホールでの銃のフレームインはもちろん素晴らしいのだけど、ピーターローレが撃たれる3つの術のフレームインもこれまたたまらない。
ピーター・ローレが髪を染めて登場。魔術と殺人という極めてフリッツ・ラング的な主題。教会での椅子投げ合戦が楽しい。
YY

YYの感想・評価

2.5
アルバートホールでの一連のシーンはすごかった。他はまあ。
敵方のボスが良い。主人公含め他の人たちの顔は覚えるのに時間がかかったが、悪役のそいつだけはすぐ覚えた。
RyoS

RyoSの感想・評価

3.4
ヒッチコックはアマチュアがちょっと頑張った程度の作品って言ってるけど、普通に面白いしハラハラする。いつもの巻き込まれ型サスペンスとちょっと違うからかな。後のセルフリメイク「知りすぎていた男」の方が面白いのは当たり前だが、こちらも捨てたもんじゃない。

冒頭の何気ない描写がラストに効いてくるのはヒッチコックの常套手段!
shibamike

shibamikeの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

上映時間76分。76分である!この映画の凄い所はこの短時間で話をキッチリまとめきった所だろう。

悪党の親玉は中川家の礼二に似ていると思った。JR駅員の物真似をしても違和感が無いと思う。

「娘の命か戦争回避か!」という「カレー味のウンコかウンコ味のカレーか!」に匹敵する究極の2者択一。親御さん二人としてはやはり娘が可愛い。そらそうだ!

普通に仲良くしていた友人が実は国家諜報員で今際の際に「き、機密情報を君に任せた…(ガクッ)…(ガバッ)あ、敵に命狙われるかもしれない…(ガクッ)」なんて言われても「イヤイヤイヤイヤ無理無理無理無理!」である。まったくもって主人公達の健気さに胸を打たれる。

76分なので話がトトトトトンとサクサク進む!小気味が良い。あっという間に敵のアジトに乗り込む。教会で椅子投げ合うのは何となく牧歌的で微笑ましかった。第1の見所、ロイヤルアルバートホールでの暗殺未遂。シンバルがいつ鳴るのか、とハラハラドキドキが止まらない。見応えのあるシーンであった。

第2の見所は、ラストの銃撃戦。流れ弾の危険性大の中、野次馬多すぎ!娘さんが屋根の上で敵と対峙するシーンにやはりハラハラドキドキ。お母様、ナチュラルに警官からライフル取り上げ過ぎ。警官も一般市民にすんなり渡し過ぎ。でも、母親の必死さにちょっと感動。

「娘の命か戦争回避か!」という究極の2者択一と思ったら、結果は両方獲得というウルトラC。「カレー味のウンコかウンコ味のカレーか!」う~ん、両方食べちゃえ!

76分でしっかり楽しめたので、良かとです。
前半は家族を紹介する楽しい雰囲気から、殺人が起こる急な展開でよかった。
コンサートや銃撃戦の場面で大量のエキストラが使われていて、ヒッチコックはこの頃から大作を撮っていたんだな。

「アルフレッド・ヒッチコック監督特集」
@シネマヴェーラ渋谷
an

anの感想・評価

3.5
その後のヒッチ作品と比べるとスローテンポに感じた。その割にラストの重要なカットは雑だったような。
2回目鑑賞。

最初は誰か誰だかさっぱりで、人が会話をする度に「この人は誰だっけ?どんな関係の人?」と、殆どパズル状態。

なので、やっと面白くなってきたのは後半からという感じ。
リメイク版の方はまだ観てないんだけど、そちらは分かりやすくなってるのかしら?
堊

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3.9
今のところヒッチコックベスト。
突然教会でキングスマンみたいな乱闘がはじまりその音を消すためにピアノの演奏がかぶさるくだりがサイコーすぎる。
スキーからはじまって立て籠りのあそこまで動くのが凄い。ヒッチコックは"移動"の作家だ。
初見は1984年4月24日、高田馬場ACTミニシアターで鑑賞。

この作品は、後年『知りすぎていた男』として自身リメイクしている映画。
『知りすぎていた男』はモロッコであったが、こちらはサン・モリッツの雪山を舞台とする始まり方。

雪山での射撃大会に妻が出場していて、その夫と娘とパーティを楽しんでいる時、友人の男が窓の外からの銃弾で射殺される。
その殺された男からダイイングメッセージを受けた夫だが、子供を誘拐されてしまって、「警察に言ったら子供の命はない」と脅迫されながらも、夫婦で子供の救出を試みる物語。

本作では、『知りすぎていた男』と同様、あの有名な暗殺シーンがあるが、子供の母親が「誘拐の不安心理」と「暗殺が起こるかもしれないという不安心理」を重ねる場面は見事。

『知りすぎていた男』も好きな作品だが、ヒッチコック監督イギリス時代のこの作品も好きな作品の1本である。

また、フリッツ・ラング監督の傑作『M』で熱演をみせたピーター・ローレが、この映画でも存在感を見せる。
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