強さ故の孤独、強さ故の虚無。
三四郎は圧倒的に強い。その強さを周りは賞賛するが、一部そこに恐れをなしてしまう存在もいる。
試合相手の肉親女性という記号的な存在を2人登場させ、彼女らを通して、純朴…
ついに、この企画でここに行き着いた。黒澤明監督の初監督作品、『姿三四郎』。
《クラシック映画観ようぜ》Part.Ⅲ、Vol.11。
これとこの次で今回のこの短期企画は閉幕とする。
全12作品になる…
力の意味
黒澤明監督の記念すべき長編デビュー作。柔道を題材にした物語でありながら、単なるスポ根映画でも、時代劇でもないのが本作。後に伝説となる監督が「生きるとは何か」「力とは何か」という哲学的…
今月、午前10時の映画祭でかかる「七人の侍」
の予行演習で遥か4〜50年前に観たこの作品を久々に観ることにした。
すごい世の中になったものよのう。
こうやって思い立ったらすぐに自宅のテレビで観れる…
世界のクロサワの劇場用初監督作品です。
同名小説に感銘を受けた黒澤明が自ら脚色し演出した作品。
はじめに、戦時中の検閲により、監督の意に沿わないカットがされたこと、
また、カットされたフィルムが今や…
柔道のシーンにて180度パンでリアクションを捉えたり、階段の門をフレーム内フレームとした往復ショットなど構図が上手い。また、花の中に煙草の灰を落とす描写も印象的。数秒だが、ラストの大きな雲の影がスス…
>>続きを読むおもろい。失われた分のフィルムが惜しい。
赤ジャケのDVDが完全ではないものの最長版らしい。配信ないのか?
終盤のストーリーが腑に落ちなくて想像で補ったけど、失われた部分が関係している模様。
し…
風ビュンビュンの決闘。
確かにこういう間合いは西部劇の緊張感とは違う。
アクションよりも気まずさの方が濃い。
気まずいことばかり起こりすぎて笑える。
しかしなんなんだあのスーパーパワー。それ柔道じゃ…
黒澤明初監督作は柔道人情劇!
まるっといえばアクション映画!
柔道頂上一直線を行く姿三四郎が強者と闘い、柔道家として人として成長していく
初監督作としてグッとくる作品だった
アクションは40年代の柔…