20年くらい前にパリを一人旅行した。その時に観たクリス・マルケルの作品はコレだったか?記憶は定かではないけど、この映画の存在そのものが、記憶を巡る物語。80年代の東京も夏目雅子もジェームス・スチュア…
>>続きを読む不思議な安心感に包まれる。
クリスマルケルの映像のアイデアは個性が強いが主張しすぎることなく賢さを全面に出すこともなくて神さまのようにただ寄り添って見ているように内在している。
退屈な感じをこえる心…
途中でヒッチコックの「めまい」について語られているように、記憶することと記録することの境目、混沌としたあわいのようなものを浮かび上がらせようとする作品で昭和50年代の東京を中心とする風景が映し出され…
>>続きを読む80年代の日本の風俗がバッチリ映しとられている。ナレーションで、触れていたように清少納言がリストを愛していたのと同じく、映像の編集はクリスマルケルによる独自の分類と羅列。民族モンタージュ。綺麗と見惚…
>>続きを読むやっぱり映像の力が強ければ何でもいいよな、と思える作品。全く飽きない。自分が生まれたときくらいの東京の風景、めちゃくちゃ魅力的。日本も珍奇に描かれているが、アフリカもまあまあ未開の地っぽく撮られてた…
>>続きを読む詩的だが決して衒学的ではないアフォリズムが、生のエネルギーに満ちたイメージの奔流にのって鋭く響いてくる。ショット同士の内的必然性を無視して猥雑に切り貼られるアイスランド、北海道、東京、ギニアビサウ、…
>>続きを読むソリッドな現実そのものであるはずの個々の映像が詩的なナレーションと編集によってつなぎ合わせられた、ドキュメンタリーともフィクションとも言い難い不思議な映画
そのような自由な移動の結果として、完全に…