カンザスから来たからなのか、カンザスと呼ばれるスタントマンの男が、ペルーでの撮影現場にやって来て、映画の撮影をしているような、金鉱探しをしているような、カンザス本人にも、主演して監督しているデニス・…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
映画に終わりを言い渡す。監督作二作目にしてこの雑駁さ、デニス・ホッパーの生き様そのままな映画だ。粗野だが、どこか知性的なところもあるから侮れない(でなきゃ花畑で馬にまたがるあの美しい構図は撮れない…
>>続きを読むデニス・ホッパーの繊細さが分かる映画。序盤の祭り&乱痴気騒ぎの耳をつんざく騒々しさ。「遊び」を愉しめない人は黙ってその場を去るかヤケクソになって道化るしかないのか。踊る阿呆に観る阿呆。同じように踊っ…
>>続きを読む映画のロケを見て撮影の真似事をする村人達。
カメラも照明も木を組んだだけの偽物にも関わらず、スタントという概念がわからずに、本当に殴り合い殺し合う。
「だってリアルじゃない」から。
もっとリアルに。…
ペルー原住民が行う映画の祭、のアイデアが刺激的。
木の枝で組んだ、祭りのカメラやマイクが、まるで実在したかのような禍々しさ。
本物のカメラで撮影される、演技やセットはニセモノであるが、祭りのカメ…
【誰もが恐れる禁忌(タブー)に挑戦!】
ハリウッドの異端児、デニス・ホッパー監督+主演による自主制作アート作品。この頃流行ったゴダール、或いはフェリーニ(雰囲気が『8 1/2』とそっくり )のあか…
「映画はリアルではない」ことを映画の中に持ち込んだ映画なんだろうけど、それだけじゃない何かがある。「イージー・ライダー」も断片的だと感じたけど、その断片がさらに細かくなって、でも全体が崩壊していない…
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