フレンチ・コネクション2の作品情報・感想・評価

「フレンチ・コネクション2」に投稿された感想・評価

前作で取り逃がした麻薬王シャルニエを逮捕するため単身マルセイユに乗り込んだドイル(ポパイ)が協力先のマルセイユ警察に疎まれ聞き取れない喋れないフランス語でさらに孤独を深めながらもひとり捜査を続ける。実は彼はニューヨーク市警から送り込まれたオトリ(本人は知らない)で派手に動き回っていたせいでシャルニエの手の者に拉致され情報を引き出すためにヘロイン漬けにされてしまう。この喋れないフランス語とヘロイン中毒のくだりが異様に長いのだが、無法者のドイルが言葉が通じないだけでほとほと困ってる様子が面白いし、時計を盗む謎の老婆とかいったい今なんの治療をしているのか分からない医療器具に効き目のなさそうな心臓マッサージ、地下牢でバルテルミーが辛抱強くヤク中のドイルのとりとめのない野球なんかの話を聞いたりするシーンもあってわりと退屈しなかった。ガサ入れのシーンのほうが単純な銃撃戦で退屈する。前作ではメイン扱いのカーチェイスがまったくなく今回はひたすら走っていた。監督が変わってはいるがこの泥臭さとかゲリラ的な撮影手法、セリフが極端に少ないところは踏襲されていて、つながりはよかった。しかしラストは決着をつける形にしており前作よりは娯楽作品に寄っている。
ジーン・ハックマンが格段にカッコよくなっていてなんだか納得いくようないかないような変な感じだった。あと意外にデカくて驚いた。
Hommy

Hommyの感想・評価

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めちゃくちゃ面白かった!
微妙な幕切れとなった前作の続編だけに嫌が応にも期待値上がってしまいますが、納得な結末で満足しました。
今回も前作同様の生々しさや執念の追跡は変わらず。むしろ上行っちゃってます。言葉の通じない異国の地で薬漬けにされるも最後まで執拗に追い続けるデカ魂凄い。
時代的にもハイテク化されていない泥臭い捜査もいいすね。
前作はあまりフレンチ感なかったけど、今回は舞台がマルセイユで、フレンチ感しかなかった。笑
やまう

やまうの感想・評価

3.9
異国の地で言葉も通じずシャブ漬けにされた我らがポパイが火の中水の中執念でマルセイユをひたすら駆け抜ける姿に熱くならざるを得ない。

これはこれでって感じだったけどPOVは別にいらないしシャブ描写でどうしても日悪の綾野剛みたいなの求めてしまう。
MiYA

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1.5
前作で逃した麻薬組織のボスを追ってジーン・ハックマンがフランスで奮闘。前作は刑事ドラマとしては全然面白くないけど、まだカーチェイスという見せ場があったわけですが、今作はただ退屈なだけ。ジーン・ハックマンが麻薬中毒にさせられてヘロヘロになるシーンがやたら長くて印象に残るのですが、別にそれが見どころってわけでもないしなぁ。
GijoeGo

GijoeGoの感想・評価

3.7
リアルな作風に加えこの時代に珍しい手持ちカメラでダイナミズム溢れるアクションシーンが秀逸。
そしてジーン・ハックマンの壮絶な演技に驚愕。
舞台をフランスに移し前作と違う印象を与える。決してオシャレではないロケハンも新鮮。
銃撃戦など見どころも多いが今作はタフガイだった主人公の葛藤など弱い所も見せてより魅力的な存在に仕上げている。異国で言葉の通じない苛立ちや敵に拉致られたりと観ているこちらもフラストレーションが溜まっていく。
そういう苦境を跳ねのけてくれる執念を持ったキャラクターが光る一本。
脇を固めるフランスの警部も人間味があり作品に深みを与えてる。敵役も非常に憎らしく申し分無い。
そして爽快で呆気に取られるラストがカッコよすぎる!
前半と後半で印象が全く違い見た後はどっと疲れるがとても心地良い疲れだ。
ジーン・ハックマンが演技派かと思っていたが全く違って肉体派の芝居も出来るのかと感銘を受けた。よく見たら体格良いから自分が知らなかっただけなのかも。

メイキングで語られていたが、監督が色々な知恵を絞って目的の映像を貪欲に求める姿勢は尊敬に値する。
人生いい時ばかりではないが辛い時にも腐らずひたむきに邁進する生き様はお手本にしたい。
いの

いのの感想・評価

4.2


見事な続編!


マルセイユに来たアメリカ人“ポパイ”
前作で一線を踏み越えて、やれやれどころじゃなくなったポパイに、かつての相棒は、フランスへ一緒に来てはくれない。やり過ぎたポパイには禊ぎが不可欠。今作は、あくまでアメリカからきた異端者の立場で一貫されており、フランス語の会話には字幕が全くつかないのも良い。ポパイを演じるジーン・ハックマンは、渾身の演技。(とか書いちゃって、ホントはジーン・ハックマンつい最近知ったところ。)今回の相棒となるフランス男は、哀しい目でポパイを見つめる。前作の勝利の方程式(地下鉄や、車と電車の追いかけっこ)を、あえて踏襲しなかったところが、今回の勝因(のうちのひとつ)。なにせ、ここは港町マルセイユ。


*今回の相棒バルテルミーが、「お酒はやめたんだ」というひと言、痺れます。この人の過去を妄想してます!
1SSEI

1SSEIの感想・評価

3.5
『ミッションインポッシブル フォールアウト』のパリでのバイクチェイスで度肝を抜かれ、『フレンチコネクション』の高架下をゲリラ的に車で爆走するシーンと『RONIN』のクライマックスのパリでのカーチェイスが連想されるな〜なんて思っていた
そういえば『フレンチコネクション』の続編であり、『RONIN』のジョン・フランケンハイマーが監督でソフトも持ってるのに未見なこの映画があるじゃないか、というわけで鑑賞

無骨でダイナミックな映画監督ジョン・フランケンハイマーがウィリアム・フリードキンから引き継いだ2作目

前作の大ボスは取り逃がしてしまうという歯切れの悪いラスト。まあ、そういう事実を映画化してんだからそりゃそうなんだけどさ
でも、「せめて映画の中ではとっちめてやろうぜ!」といきなり大ダイナミズムを発揮しておられるフランケンハイマー御大。信頼できる漢!

舞台をマルセイユに変えて前作同様ジーン・ハックマンが大暴れかと思いきや前半中々盛り上がらない
クスリ漬けにされたジーン・ハックマンがクスリが抜けるまでの間延々と悶々とし続けるという演じてる側も見ている側も辛い20分ほどを抜け、やっとフランケンハイマー節が炸裂し始める

銃撃戦はもちろん、火攻め水攻め!
それは同じジーン・ハックマンでも『フレンチコネクション』というより『ポセイドンアドベンチャー』なのでは!?との不安も物ともせず痛快娯楽に徹してます

前作と同じく手持ちカメラを活かした映像で(実録じゃねえけど)実録物としての説得力を持たせつつ、出し惜しみしないアクションシーンの数々で差別化を図る
70年代っぽい渋いアクションをベースに80年代アクションに通じて行く荒唐無稽さもあるこのバランスがたまらん!

ジーン・ハックマンと敵の大ボスの追いかけっこは前作ではフリードキンの細部にまでこだわった徒歩での心理戦だったのに比べ、今回はもっとフィジカルが物を言う
ラストカットの切れ味!無駄なものは全部切るダイナミズム!
フランケンハイマーたまらん!
薄

薄の感想・評価

3.5
監督が変わっても撮ってる街の風景が生々しさは変わらず。手触りは1と同じ感じ。
ストーリーは1よりエンターテイメント性が強くなっていて、薬中描写は今となっては踏み込み不足かなあという気はするもののアジトに放火し出したあたりから一気に面白くなっていく。
ラストシーンは映画史上でも屈指のカッコ良さ。
警察のくせにアジトに放火して犯人グループをあぶり出すシーンは草。

地味に1より面白かったかもしれない。
Catman

Catmanの感想・評価

5.0
前作で取り逃がした麻薬王を挙げるためドイルが単身フランスに乗り込むパート2。監督がフリードキンからフランケンハイマーに交代しながらも、ハンディカメラによる長回しや街頭でのゲリラ撮影を多用したドキュメンタリータッチと極端にセリフが少ない前作のスタイルを引き継いでいて、生々しいザラついた世界観がシームレスに繋がっているのが見事。更に舞台をニューヨークからフランスの港町マルセイユに移すことで前作のコピーでなく独自のカラーを打ち出しているし、とても理想的な続編だと思う。もうちょいテンポアップ出来ないかなぁとは思うけど。
周囲への迷惑を顧みない強引で独善的なドイルのキャラクターも前作から全くブレてないし、それどころか言葉が通じない異国の地で孤立することにより更にヒートアップ。まるで役が乗り移ったかの様なジーン・ハックマンの存在感溢れる役作りと全身から湯気が出る様な熱演が素晴らしい。
70年代の骨太コップムービーってホント最高

日本語吹き替え版の小池朝雄と羽佐間道夫の掛け合いもブラボー(^o^)です。
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