20代も終わりにさしかかった頃、友人に付き合わされて、よからぬ場所に行った時、そこの女性が言ったんです。
「最近すごく面白い映画見ちゃったのよ。」
「何?『フラッシュ・ダンス』?」
「ううん、『東京…
映像資料として非常に中立を保ったドキュメンタリーでした。日本の侵略戦争と言われるものの責任。そこに絶えず見え隠れする連合国側の思惑。しいてはこの裁判の正当性を問う発言の数々。マッカーサー元帥の「全知…
>>続きを読む【電光影裏 春風を斬る】
僕は『怪談』で小林正樹監督の演出が好きなり、この戦争に敗北した日本の政府関係者たちが裁判を受けるドキュメンタリーを4時間半も掛けて描いた本作も凄く気になって休みを利用した…
このレビューはネタバレを含みます
京都のミニシアターで2kフォーマットで鑑賞。
戦後に行われた歴史的裁判。
4時間という長尺ながら、取り扱ってるテーマが面白いので全く飽きない。また1983年当時にここまで踏み込んだ映像記録があった…
このレビューはネタバレを含みます
☆写真美術館での上映、なんとか最終日に駆け込みました。自分なりのミッション果たせた気分でホッとしてます(顛末は、「木の上の軍隊」の投稿をご覧ください)。
☆当作、ドキュメンタリーではありますが、既存…
4時間半の映画にも関わらず最後まで釘付けだったのは、自分にとってあまりに「新しかった」から。めちゃくちゃ重要な歴史のはずなのに、自分の中で既視感が全くないことに驚いた。やはり映像で見ると解像度が全く…
>>続きを読むとても見応えのある
ドキュメンタリー作品でした。
まず日本に軍が存在していた事自体が
今となっては不思議な感覚です。
天皇陛下や東条英機の戦争責任、
真珠湾攻撃等について
生々しいやり取りが記録…
写真でしか知らなかった、
名前しか知らなかった、
A級戦犯の人たちの映像。
この人達が、日本を戦争に突入させて行ったのか…
勝てばなんでも正義になるのか…?
ずっしりと重い映画だった。
今を戦前…
勝者が敗者を裁く。はたしてそこに真の正義はあるか。事後法の遡及的適用や、連合国側の戦争責任が不問であることなど、あまりにもアンフェアな軍事裁判。小林正樹は膨大な記録フィルムの中から冷徹に事象をすくい…
>>続きを読む講談社 2018