この2時間、現在という時間軸において、ずっと同じ場所だという事がウケる。
表層的な日本的美学を一蹴するのだけれども、その手段が日本的美学であるという矛盾……というかチャレンジ精神。"粋"と"間"。…
衝撃的な映画だった。浪人と井伊家、立場が違うから、相容れない。それぞれの曲げられない意地とプライドがぶつかり合っていた。津雲半四郎の最後、刃ではなく鉄砲でとどめを刺されるシーンは、武士(刀)の時代の…
>>続きを読む虚飾…。
いつだって面子は大事だ、印象だし。
ただ嘘偽りは必ず自分という証人が居る。
とか言ってみたけど、守りたいモノの為の生存戦略だよねえ。嘘も方便なんて言うけど、本当に守らなくちゃいけないモノ…
武士にとっての「切腹」が持つ意味や、その儀式がいかに冷酷で恐ろしいものになり得るかが、強く印象づけられる作品でした。
逃げ場のないような閉鎖的な庭のセットが象徴的で、そこで仲代達矢が静かに、しかし…
ガチ傑作。
『12人の怒れる男たち』風の社会派サスペンスの匂いを感じた。復讐劇的なアクションのカタルシスもあるし、社会制度とそれに立ち向かうヒロイズムもワクワクする作品。
「よくぞ血迷うた」この発想…
明暗の加減、武士たちの配置、梁や傘の細部に至るまで完璧な様式美を兼ねた静の空間に、注がれていく鉛のように重い情念。
武士道の威厳を象徴するように鎮座していた甲冑は、いとも容易く崩れ、仰々しい家紋に…
松竹株式会社