果し合いの作品情報・感想・評価

「果し合い」に投稿された感想・評価

大爺こと仲代達也演じる男の昔と、兄の孫にあたる桜庭ななみ演じる女の今が描かれている。
自分が若い頃に果たせなかった、愛する人と添い遂げること。

桜庭ななみ演じる女の恋を応援し、縁談を断り愛する人と添い遂げさせるため、恋人と破談になった相手との果たし合いに大爺は助太刀する。
大爺は2人を送り出し、裃に身を包み、罪を申告し切腹覚悟で参上する。
大爺が出向く際、2人の愛した女性を重ね、二輪の菊を摘み胸にしのばせる場面は良かった。
脇役で原田美枝子、益岡徹は出ていますが、桜庭ななみと仲代達也以外、知っている顔があまりみられず、桜庭ななみが恋する相手がもっと魅力的であれば感情移入したかも。。桜庭ななみは好きなので期待していた。主要キャスト以外、あまり予算かけられなかったのか?と感じてしまった。

藤沢周平作品なので、
蝉しぐれの艶っぽい悲恋を期待したのですが、蝉しぐれの世界観の方が断然好きだった。どちらもテレビで観たけど、こちらは映画だったのですね。
しっとりした風情が感じられなかったのと、若い2人の恋模様があまり描かれていなかったからかな。。
かな

かなの感想・評価

3.0
原作は藤沢周平の短編。
果し合いの結果、愛する人と別れ不遇の人生を送ってきた老人が姪の窮地を救うため刀を取る…というお話。

とても静かに、だけど今よりももっと己の立場や家で生き方が制限されてしまう時代が故の悲しさが伝わってくる作品だと思いました。
果し合いを受けた時も、駆け落ちを提案された時も、もし違う選択をしていたら…とは思いますが、それをするには並大抵の覚悟でできることではなかったのでしょう。
姪には同じ過ちを辿らせまいとする老人の気迫と優しさがラストで伝わってきました。
いっく

いっくの感想・評価

3.2
静かに話が進んでいき、昔のシーンの回想と入り混じりながら、姪の恋路の助けをする。
サムライって言うのは面倒くさいし、お家って何?と考えさせられる映画
花亭

花亭の感想・評価

4.8
仲代達矢主演である。彼の演じる元武家の男の、不幸といえる人生を送った老人の姿は彼が何かを言うたびに、見るものにその人生背景を垣間見せる。仲代は好きな役者なので、その円熟に再び惚れてしまう。いくつになっても仲代達矢の演技であり、小さな動きや表情まで、この悲惨な青年時代から老年を贈り続けた心の痛みを、映像全体に散りばめんとするかのようである。
ストーリーも最近の邦画と比べればとても静謐で時代劇チャンネル流石! と声がけをしたくなるレベルである。どんでん返しほどの驚きはないが、わざとらしさを廃した、少々思ったのとは異なる結末に最後まで面白いと思えるストーリーだった。

回想シーンは多少多かったように思う。
2020.8.16
仲代達矢が渋くてかっこよすぎ。可愛い姪っ子のために頑張るおじいちゃん。仲代達矢がやると、老いぼれなんかじゃなく、もう武士。
どうせ生きてるか死んでるかわからぬ身
今そちらに向かうからそれでよかろうの巻

藤沢周平原作の時代劇
安定の藤沢周平原作、話は面白いです
儂と同じ過ちを可愛い姪っ子に歩ますわけにはいかんのじゃ、なお話
面白い話に仲代達矢の哀愁漂う演技が合わさって、作品の質を一段階上に上げてる感じがあります
ラストの表情の巧さに余韻も残してくれます
ただ、回想シーン全般の挿入の仕方に違和感があってなんか惜しい感じがしてう〜ん…って感じなんです
2019.12.29放送分・94min

半ばもうろくしかけの隠居中の老剣士が、若かりし時の果たせぬ思いを若い二人に託す。
最後の大仕事、若い剣士に死地に赴く決意で果たし合いを挑む老剣士に燃える一本(* ̄ー ̄)☆
原作:藤沢周平「果し合い」
斬り結ぶ 太刀の下こそ地獄なれ 踏み込みゆけば そこが極楽

仲代達矢さん「ははっ」という軽い笑いに人生の深さ。
マキエの入婿も哀れ。婿入り直後から妻が心神喪失。自分も要因の一つと気づいていただろうし。居たたまれなかっただろう。



雑記メモ → ネタバレコメ

鑑賞 2020.05.05 時代劇専門チャンネル(録画)
sakura

sakuraの感想・評価

3.5
2020.02.09 時代劇専門チャンネルで放映
藤沢周平、杉田成道、仲代達矢「帰郷」の前にも「果し合い」っていうのあったから観てみた。
仲代達矢はやっぱりよかったし、桜庭ななみ出てて桜庭ななみはやっぱり時代劇よい。
部屋住みって知らなかった。

このレビューはネタバレを含みます

江戸時代、家督を長兄が次ぎ次男に続く男は他家へ婿入りする事に
それが実現できない者は「部屋住み」と呼ばれ
生家の居候として生きていかなければならなかった。
その状況下、庄司家の部屋住みとなり早数十年
兄から家督を受け継いだ甥っ子に面倒を見てもらう身となった佐之助
厄介者扱いされる中、甥の娘、美也だけは佐之助を慕っていた。






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          ネタバレになるので
  ↓  作品が気になる方は閲覧しない方がいいです。 ↓








まきえ、みち…
今そちらに行くからな、これで良かろう、
手拭いに添える白と黄の菊に問いかける笑み
役者さんで物語をこんなにも活かせるんですね、、
優しさが滲み出るとってもいいお話ですが
他が色あせてみえるぐらい仲代の演技に魅了されました。
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