果し合いの作品情報・感想・評価

「果し合い」に投稿された感想・評価

仲代達矢は流石の貫禄を見せるがメイン級以外の役者に魅力なし。
桜庭ななみは可愛いけどちょっと勝手すぎやしないか?

この時代縁談を断れば恥をかかされた云々の話になるのは目に見えている。
お相手男性は恥をかいた上に返り討ちにされて同情を禁じえない。

仲代達矢の若い頃も自分のせいで破談になった上に徳永えりの思いを踏みにじって病死させるなど計画性がない。
若い二人を出奔させるなら破断にした直後ならよかったのにグズグズしていたせいで果たし合いになどなる。

などなどでとてもカタルシスが得られないのだがこれは時代劇の楽しみ方を知らないせいだろうか?
monochica

monochicaの感想・評価

3.6

このレビューはネタバレを含みます

「部屋住み」家督を継ぐ立場にない次男以下の男子が、親や兄弟の家に留まっていること。嫡男以外では職に就くことが難しく、独立などはもってのほか。嫡男が急逝するなどして血筋を絶やさないための予備としての意味もあり、妻子を持つことは基本的に禁止されていた。

そんな部屋住みの老人、庄司左之助(仲代達矢)兄の息子夫婦の家に厄介になっており、日がな一日仕事もせず(というか貰えないのだが)無為に暮らしている。そんな彼を大叔父と呼んで慕うのは、家の長女の美也(桜庭ななみ)
美也には、上士縄手家の達之助との縁談があり、玉の輿と言っても過言ではない話だったのだが、意中の相手・信次郎が居るために破談を申し上げる。下士の娘に袖にされた恨みから達之助は信次郎に果たし状を叩きつける。かくして左之助は、孫のように可愛がっていた美也のため、刀を取る。


90分とコンパクトなお話しながら、左之助の過去、美也と信次郎の逢瀬、庄司家の境遇など流れるように丁寧に描かれていて、たっぷり2時間見たような満足感。
「最後の忠臣蔵」でもそうだったけれど、桜庭ななみの存在感がとても良い。仲代達矢に引けを取らないくらい。

果し合いを覚悟してから林内で素振りをするシーン、刀を抜けなかったり、刀に振られていてよろめいていたりと大丈夫かこれな姿から、後悔の回想を挟みながら、かつての腕を思い出し始めるのは決意のみえるようでとても良かった。

しっとりと美しい音楽も魅力で、あれこれ加古隆さん?と思ったらそうだった。これも最後の忠臣蔵のチーム。また藤沢周平シリーズをぜひともやって欲しい、そう思える作品だった。
大爺こと仲代達也演じる男の昔と、兄の孫にあたる桜庭ななみ演じる女の今が描かれている。
自分が若い頃に果たせなかった、愛する人と添い遂げること。

桜庭ななみ演じる女の恋を応援し、縁談を断り愛する人と添い遂げさせるため、恋人と破談になった相手との果たし合いに大爺は助太刀する。
大爺は2人を送り出し、裃に身を包み、罪を申告し切腹覚悟で参上する。
大爺が出向く際、2人の愛した女性を重ね、二輪の菊を摘み胸にしのばせる場面は良かった。
脇役で原田美枝子、益岡徹は出ていますが、桜庭ななみと仲代達也以外、知っている顔があまりみられず、桜庭ななみが恋する相手がもっと魅力的であれば感情移入したかも。。桜庭ななみは好きなので期待していた。主要キャスト以外、あまり予算かけられなかったのか?と感じてしまった。

藤沢周平作品なので、
蝉しぐれの艶っぽい悲恋を期待したのですが、蝉しぐれの世界観の方が断然好きだった。どちらもテレビで観たけど、こちらは映画だったのですね。
しっとりした風情が感じられなかったのと、若い2人の恋模様があまり描かれていなかったからかな。。
かな

かなの感想・評価

3.0
原作は藤沢周平の短編。
果し合いの結果、愛する人と別れ不遇の人生を送ってきた老人が姪の窮地を救うため刀を取る…というお話。

とても静かに、だけど今よりももっと己の立場や家で生き方が制限されてしまう時代が故の悲しさが伝わってくる作品だと思いました。
果し合いを受けた時も、駆け落ちを提案された時も、もし違う選択をしていたら…とは思いますが、それをするには並大抵の覚悟でできることではなかったのでしょう。
姪には同じ過ちを辿らせまいとする老人の気迫と優しさがラストで伝わってきました。
いっく

いっくの感想・評価

3.2
静かに話が進んでいき、昔のシーンの回想と入り混じりながら、姪の恋路の助けをする。
サムライって言うのは面倒くさいし、お家って何?と考えさせられる映画
2020.8.16
仲代達矢が渋くてかっこよすぎ。可愛い姪っ子のために頑張るおじいちゃん。仲代達矢がやると、老いぼれなんかじゃなく、もう武士。
どうせ生きてるか死んでるかわからぬ身
今そちらに向かうからそれでよかろうの巻

藤沢周平原作の時代劇
安定の藤沢周平原作、話は面白いです
儂と同じ過ちを可愛い姪っ子に歩ますわけにはいかんのじゃ、なお話
面白い話に仲代達矢の哀愁漂う演技が合わさって、作品の質を一段階上に上げてる感じがあります
ラストの表情の巧さに余韻も残してくれます
ただ、回想シーン全般の挿入の仕方に違和感があってなんか惜しい感じがしてう〜ん…って感じなんです
2019.12.29放送分・94min

半ばもうろくしかけの隠居中の老剣士が、若かりし時の果たせぬ思いを若い二人に託す。
最後の大仕事、若い剣士に死地に赴く決意で果たし合いを挑む老剣士に燃える一本(* ̄ー ̄)☆
sakura

sakuraの感想・評価

3.5
2020.02.09 時代劇専門チャンネルで放映
藤沢周平、杉田成道、仲代達矢「帰郷」の前にも「果し合い」っていうのあったから観てみた。
仲代達矢はやっぱりよかったし、桜庭ななみ出てて桜庭ななみはやっぱり時代劇よい。
部屋住みって知らなかった。

このレビューはネタバレを含みます

江戸時代、家督を長兄が次ぎ次男に続く男は他家へ婿入りする事に
それが実現できない者は「部屋住み」と呼ばれ
生家の居候として生きていかなければならなかった。
その状況下、庄司家の部屋住みとなり早数十年
兄から家督を受け継いだ甥っ子に面倒を見てもらう身となった佐之助
厄介者扱いされる中、甥の娘、美也だけは佐之助を慕っていた。






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          ネタバレになるので
  ↓  作品が気になる方は閲覧しない方がいいです。 ↓








まきえ、みち…
今そちらに行くからな、これで良かろう、
手拭いに添える白と黄の菊に問いかける笑み
役者さんで物語をこんなにも活かせるんですね、、
優しさが滲み出るとってもいいお話ですが
他が色あせてみえるぐらい仲代の演技に魅了されました。
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