クローズ・アップのネタバレレビュー・内容・結末

『クローズ・アップ』に投稿されたネタバレ・内容・結末


共通テストの国語に、演出家の太田省吾が書いた文章が出題されていた。その文章を読んで、キアロスタミが撮ったこの映画のことが、より深く理解できたような気がした。以下、太田省吾「自然と工作ーー実在的断章…

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映画好きのうそついちゃう男
ほぼ現場再現と裁判シーンでたまにうとうとしちゃったけどおもしろかった
2023.109

モフセン・マフマルバフ成りすまし詐欺事件を聞きつけたキアロスタミが、すぐさま行動し公判の模様を撮影。実際の公判映像と、本人達が演じる再現映像で構成されたドキュメンタリー風の作品。

運転手やジャーナ…

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映画好きの主人公の青年は妻に逃げられ失業者であった。バスでお金持ちそうなご婦人に映画監督のマフマルバフだと嘘をつき、家に招かれ、ごはんをご馳走になり、お金も受け取る。

裁判で、嘘をつかれたことに腹…

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ほとんど法廷の実映像で全然つまんないぞ
再現映像があんなに美しいのに、白黒で法廷を映してるシーンが長すぎて映画としてのレベルがすごい低く感じました。

今更だけど、アッバス・キアロスタミが凄いわ。

リアリズ厶とはこのことを言う。そういえば『トスカーナの贋作』は、出会ったばかりのジュリエット・ビノシュとウィリアム・シメルが、恋人のフリをし始め、合理…

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フィクションとドキュメンタリー、演者と観客、役者と素人といった境界をあやふやにする事で自明のリアルに揺さぶりをかける。「本物」と「偽物」が出会い2人乗りバイクで疾走するラストは、虚実の狭間に存在する…

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サブジアンへのマークであり、彼が彼を演じていくための証文でもある
彼の表現した痛みを嘘にしないための

サブジアンがマフマルバフからサブジアンへとなり、マフマルバフがサブジアンと同じ視線に立つ場面の…

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映画監督マフマルバフを騙ったサブジアンのセミドキュメンタリー。これぞキアロスタミ感が一番強い気がします。

緒言の通り明らかに職業俳優ではないのに示される圧倒的リアリティ。一体どうやって撮っているの…

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なんとも斬新でとんでもなく画期的な語り口。ドキュメンタリー調で良い意味で全編平坦な画作りに、缶が転がるのを捉えるシーンの、この後何かが起こるのか、もしや爆発するのではないか、というような不安、不穏感…

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