フェイクでキャリアを始め、フェイクで業界を追われたオーソン・ウェルズの遺作が本作なのはアツいなと思いつつ、単純にこんな映画見たことない!という驚きに尽きる。
全部フェイクという危険な絶望ではなく、む…
これは映画だろうか。
会話も視線の交錯も、長回しによる真性の証明が肝要な視覚的詐術すらもモンタージュによって構成されている。これが『市民ケーン』や『黒い罠』の奥行きのあるショットを作り上げたオーソン…
手品オープニング
贋作と本物、真実と虚構、その価値本質に纏わる議論の映画を通した解釈は、数々のドキュメンタリーなどの映像で既に観てしまっているから、当然なんだけど新しさみたいなものはなく
興味深いと…
他作品から通底する虚構と虚しい現実。作中触れられるように、自身の出自からして然るべき着地点。半分の嘘。ラジオや絵画では面白い主題だが、映画・ドキュメンタリーの嘘は語り尽くされて今更感。贋作画家、伝記…
>>続きを読む贋作画家エルミア・デ・ホーリーと、ハワード・ヒューズの偽伝記を書いたクリフォード・アーヴィング、この二人について語るのは火星人襲来でアメリカ人を騙したオーソン・ウェルズ。全部ウソ、ニセモノって触れ込…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
なんとコメントを置いておけばいいのやら…。とても説明が難しいです。ドキュメンタリーで話が進みますが、何が本当で何がウソなのか分からなくなる感じ、面白かったです。
サブスクではない、このような作品が…
贋作者エルミアと彼の伝記を書いた男の敵対、ハワード・ヒューズへの言及、そしてオーソン・ウェルズ自身への言及へと飛ぶように話が進んでいく。道先案内人土としてのオーソン・ウェルズの語りがなければ理解不能…
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