【1982年キネマ旬報ベストテン 第10位】
『地獄』『東海道四谷怪談』などの怪奇映画の名手として知られる中川信夫監督の遺作。
全て固定カメラで撮られカメラは一切動かない。実に静的でありながら死ん…
中川信夫の遺作。ATGの1000万円映画だが多分いまはその予算でも作れない。
登場人物を3人の男女に絞り、愛憎渦巻く様子を描く。男女3人の構図が強調されることで怪談というよりはヌーヴェルヴァーグのよ…
中川信夫の映画ではやはり人はほとんど向き合わない。
本作での向き合うシーンは、手前に男二人が向かい合ってゲームをしていて、その奥で宮下順子がお手玉をしてるシーンであり、
藤井仁子氏の講演で語られた、…