さて、黒木和雄監督の代表作「祭りの準備」。
若者が閉塞感いっぱいだった時代の代表的な一篇です。
鬱積した気持ちを物語化して彼女に聞かせる主人公が痛々しい。
自分以外の人間はなんて気楽に生きているの…
登場人物の全員がデタラメ。
そんなデタラメな人々が起こす出来事は、ちょっとシャレにならないようなことばかり。しかし、さほど深刻に思えない。時代なんだろう。
舞台となった昭和30年代の高知(ないしは…
ああこのいやらしさ、この波の煌めき…。ゾッとするようなどん詰まりの田舎。土と汗と潮風と精液の匂いがしそうな世界よこれが祭りの準備である。原田芳雄、ありがとう!ハナ肇の食事シーンってどの映画でもだいた…
>>続きを読むあっちもこっちもヤッてばっかり、醜悪で汚らしい性に満ちている、田舎のどん詰まり映画。出てくる人どの立場を見てもおもしろい。自分だけは潔癖みたいな顔してた竹下景子が、タテオに仕事を休ませたり職場に来た…
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