男はつらいよ 翔んでる寅次郎の作品情報・感想・評価

「男はつらいよ 翔んでる寅次郎」に投稿された感想・評価

桃井かおりがマドンナで、その交際相手が布施明というなかなかの布陣。桃井節が目立つのでいつもと味わい違うなあ、と観ていたが、シンミリ感きっちり出るのはさすが。上手くいったのは全て寅さんのおかげですから。‬
寅さん23作め。マドンナに桃井かおり。恋敵役に布施明。寅さんの叱られ役に湯原昌幸。ここ数作で、初期の頃の寅さんと様相が変わってきている。

まず、マドンナや恋敵に旬のスターが起用。それから、寅さんが恋愛不器用な青年への恋の指南役、人生の師匠としての役を任じるようになっている。なので、作中には、恋の指南を受けるべき若者と、人生の道を正されるべき若者との両者が出演する。要するに、最近の寅さんは、「とらや」に帰ってくれば相変わらずの迷惑者だが、旅先では『市井の哲人』の様相を呈してきている。本作での、桃井かおりと寅さんの突然の出会いはまさにそんなイメージだった。

まあ、そんなこんなで、寅さんの恋愛より若者の恋愛のほうが作品の中心で、それと寅さんの位置付けの変化に呼応するように、タコ社長の位置付けが常識人からデリカシー欠如の非常識人の役に転じられ、初期よりボケぶりが激しくなっている。

最後に、寅さんの仕事中の口上が長く、そして工夫されていて、ワンパターンじゃなくなっている。

まあ、桃井かおりも、布施明も、寅さん映画にはあってないなぁ。それと、本作にまるで『奥様は18才』で聞くような妙な効果音が入っており、それも違和感あり。当時の恋愛コメディドラマで使われていたんだろうね。😅

今回、ついに寅さん人生初の仲人。そこでのギャグはくだらなすぎて笑えなかった。そのときのギャグもそうだが、本作の渥美清はチャップリンみたいな仕草が多くて、なんか気になった。

旅先では、どうしても登(秋野太作)に会ってほしいなぁ😃
冒頭、満男の作文の出来が秀逸。
展開も幸せとは何か?と、生き方を考えされらる内容で面白い。
ラスト、逃げなかった寅さん偉い!
昔何かいいなと思ったんだけど何がよかったのかと思って見たらやっぱり好きだったしその理由もわかる…
第23作、マドンナ:桃井かおり
初見は1980年4月、その後、何回も観ている。久々に、2013年12月17日に再見。

結構感動する寅さんシリーズ。
マドンナがスカートのポケットに手を突っ込んで佇む姿は、桃井かおりならではだと思う。

冒頭の夢シーンは、なんと差別発言だらけ。初見の頃は気にならなかったが、現代(2013年)では「凄いな~」と思ってしまう。なんと寅が「キ〇ガイ医者」の夢…

夢を見て、柴又に帰って来た寅は、タコ社長の会社社員の結婚に「職工の結婚?」とケチをつけて言い争う。(が、出て行かない寅。)
→この職工の結婚エピソードは、本作の桃井かおりの結婚とリンクする。
続いて、満男が先生に褒められたという作文を寅が読み上げると「ママが悲しそうな顔をしている時がある。それはおじさんが帰って来た時だ…」で、また喧嘩。今度は出て行ってしまう。

北海道へ行った寅は、入江ひとみ(桃井かおり)と出会う。
二度目に出会ったときは、車の中で、旅館の放蕩若旦那(湯原昌幸)に襲われそうになっているひとみを助ける寅。
2人で2部屋を取ろうとしたら部屋が無かった旅館でこの若旦那が出て来て、「あっ、そう。部屋ないの。この辺に警察無いかな~。婦女暴行で訴えようかな~」には爆笑。
ひとみが去った後も、何日か若旦那をほとんど脅迫(?)のような感じで旅館に居続ける寅には笑える。

そして、ひとみは結婚式会場からお色直しの時に逃げ出して、とらやに行ってしまう。
寅との再会。楽しい時を過ごすが、寅はひとみに大事な言葉をかけてあげるあたりは素晴らしいシーン。
ひとみの母親(小暮実千代)の存在感は流石である。田園調布の良家の母親役。

そして、結婚式で結婚するはずだった青年(布施明)もとらやにやって来るが、最初のうちはひとみとシックリこない。

途中で、源公(佐藤蛾次郎)を釣鐘の中に入れて御前様(笠智衆)が鐘を鳴らすシーンも良く考えると、なんか凄いシーンである。ちょっと拷問チックである。

ひとみと青年(布施明)の結婚式は、ひとみの「寅さんに人の気持ちを考えることを知らされた」というセリフ、布施明のギター弾き語りは感動的。
この結婚式の仲人は寅とさくら。寅が失恋して、すぐに旅立たずに仲人までしてしまうのは異例の展開。

最後は、想像どおり、旅館の若旦那が再登場。笑える。

なかなか面白い一編。
桃井かおり。果たしてマドンナに向いているのかな…と思って観ましたが、思っていた以上に良かった。
布施明も違和感無かったしね。
桃井かおりのくせがすごい~。
黄色いハンカチと同じ過ぎる展開にデジャブを感じる。
女の幸せってなんだろうって考えさせられる作品。
布施明の感情が見えてこない微妙な演技が何考えてるかわからない邦夫にマッチしててすごい。
下手だけど歌えるかな~って良い声で歌い出すのもはやギャグ。
国領町

国領町の感想・評価

3.0
「男はつらいよ」シリーズの第23作。マドンナ/桃井かおり
香織

香織の感想・評価

4.5
鐘つきサボった源ちゃんを鐘の中に入れて御前様が鐘つくっていう謎のお仕置きが最高にウケた。

結婚式から逃げてきた桃井かおりが語った人生観、当時の時代にはそぐわない生き方だったとしても自分に正直で好感持てるよ、ひとみちゃん!
結果自分に正直に生きようとした2人が再び惹かれ合うと。
寅さん今回も空回ってるけどかわいくて大好きです。
ラスト、しあわせなきもち。
ネックレスもしてくれてよかったね。
コメディ要素が多く、これまた好きな感じ。相手の幸せについて考える。結婚式で自分が操り人形のように着飾られ、これから明るい将来が待っているようには思えない、目の前が真っ暗になった。というセリフは自分も結婚式の様子を見てて思った。その分、ラストのあたたかな結婚式の様子が引き立ってた。男にとっての結婚と女にとっての結婚は違うのかもしれないと思うと、一緒になることを2人がしっかり考えることから始めたらいいと思う。138
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