小津安二郎の映画が「私たちの見たい昔の日本」だとすると、浦山桐郎のは「見たくない日本」。
子供を産むだけ産んで責任は取らない親とか、若い女性(ローティーンでも)を見るやレイプすることしか考えていない…
ストーリーよりも当時の生活風景の方が印象に残った。
パチンコ屋が一蘭ラーメンみたいな構造だったり、不良の溜まり場がビリヤード場なのも昭和を感じる。
帰国事業のシーンもその後どうなるのか察してしまい可…
イタリア映画のネオ・リアリズモを思い出す。
吉永小百合の魅力も勿論、軸だが弟達の取り巻き関係性も物語に厚みをます。
高度経済成長が進む頃、またまだ問題をさらけ出す映画。
吉永小百合が気にかかるなら、…