当時劇場で鑑賞。
久々に観ました。
30年以上前にこの映画を観ましたがこの作品の良さや尊さは分かりませんでした。
市川準監督が好きだったということだけでしたね。
改めて観ると岸部一徳さんの語りが自分…
市川準さんの、その場の空気を一粒まで漏らさず映し採ろうとする、何というか息を殺した静かな目線…大事に切り取られた、その先に浮かび上がる静かな物語がこっちの心にゆっくり浸透してくる。
濱口竜介さんに通…
演技しているシーンはすべて客観的な定点カメラで描かれています。作り事でありながらも、演者は二の次に、命を厳粛に扱おうとする撮り方には好感が持てます。
カノンのオルゴールは素晴らしい音響効果を発揮して…
このレビューはネタバレを含みます
市川準の病院の白いベットと死
市川準脚本監督。
山崎章朗原作。
原作のモチーフを基にあくまでも静かな切り口で病院内の末期患者を描いた市川監督の初期野心作。
「トニー滝谷」でも若干みせた限…
今となっては古いですが、病院内の会話をドキュメント風に散りばめた独特の雰囲気の作品です。
市川準作品の作風がよく出ています。
ただし最近の病院とは価値観が違うため、今見ると違和感だらけだと思います…