時代錯誤的なところが… 無いわけではない。
しかし、そのあたりのことを、作中で娘のあや子に台詞として言わせているのが、興味深い。
「わたし、結婚と、その人を好きかどうかってことは、別でいいと思っ…
構造としては「晩春」の父娘が母娘に変わっているような話。娘だった原節子が母役。父の同級生であるおじさん3人組が娘の結婚を画策する。このおじさんたち、今の感覚だとかなりきつい。母と娘どっちがタイプかで…
>>続きを読む夫に先立たれ、独身の娘アヤ子(司葉子)と仲睦まじく暮らす母、秋子(原節子)。ずっと娘と二人で暮らしてはいられないのよね。いつまでも元気でいられるわけじゃないし順番というものがあるし、いずれは誰かと一…
>>続きを読む善意のつもりでもただの自己満足の都合の良いお節介で結婚相手を押し付け勝手に内輪で盛り上がる男たち。対して、母娘は思いが他にあるようでなんだか煮え切らない。
終盤まで続くそんなモヤモヤをピシャと一刀…
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