原作は横山泰三の四コマ漫画。それに同じ作者のキャラ、ミス・ガンコが」加えられた東宝の市川崑監督作品。プーサンに伊藤雄之助。ミス・ガンコに越路吹雪。プーサンが血のメーデーに巻き込まれたり、掃除の社会背…
>>続きを読む1952年以後の、日本が独立を回復した直後の風刺映画のテンポの目まぐるしさは異常だ。木下恵介の『カルメン純情す』などを思い出す。
伊藤雄之助もまだ若くて、こんなモンスターみたいな人にも純情の心があっ…
「恋人」以降、モダニズム趣向の軽妙喜劇映画を連発していた市川崑監督が、予備校数学講師野呂米吉伊藤雄之助が、血のメーデー事件で失職し路頭に迷うが、下宿先の税務署史員金森風吉の妻三好栄子の口利きでミシン…
>>続きを読む昔、文春が「漫画読本」と云う雑誌を出していたことがあって、その復刻版が出た時に、親父が買ってきて、その中に、横山泰三の人物戯評と云う、似顔絵とちょっとしたコラムを併せた連載の抜粋が載っていて、その中…
>>続きを読む市川崑と言えば有名文学の映画化作品が多いイメージだが、今作は原作が新聞連載の漫画という事もあり、軽いコメディなのが意外で新鮮な感じである。
当時の世相や風俗を描いたシーンにはわかりにくい部分もあり、…
予備校の数学講師の野呂は下宿屋の娘、かん子への恋心を隠して、倹しい生活を送っていたが、ある日、生徒に誘われて学生デモを見物に行き、警察隊との衝突に巻き込まれ、新聞の三面記事に顔が載り失職してしまう…
>>続きを読む古今東西こういう貧乏や失業をテーマにした作品って大抵男が気が優しくて、女は何だかんだで逞しい。多分、その構図が観客からの共感が得られるからなんだろうな。まあ伊藤雄之助にしろ越路吹雪にしろイメージぴっ…
>>続きを読む神保町シアターの越路吹雪特集。
外の暑さにやられて、不覚にも寝てしまった。。
当時の風刺を効かせまくった作品で、それゆえに冒頭から意味が分からない描写も多かったけれど楽しいシーンが多く、かなり寝落ち…
陽気に当時の世相を皮肉ったブラックコメディ。
冒頭からトラックに轢かれたりデモに巻き込まれたり…終始ツイてない臆病な予備校教師・伊藤雄之助が最高。
三好栄子の娘が越路吹雪ってなんか凄いしっく…