超長回しのカット、極限まで削ぎ落とされた台詞、音響も一切なし、登場人物も3人だけ。ソフィスティケートされたシンプルな画面の中で、都会で生きる人間のどうにもならない孤独が捉えられている。
出会いや別…
ラスト良すぎる 早朝の公園でちゃんと働いてる綺麗な大人の女がワンワン泣いてる 外で泣いちゃう日もある 身に覚えがありすぎる 冷蔵庫の前で手づかみでケーキ食べるシーン好き あと他人の家でやりたい放題の…
>>続きを読むとても好きな作品だった。孤独の描き方とその冷たさとどうしようもなさがすごく伝わってきた。
男女3人の奇妙な三角関係。どの俳優さんも魅力的だけど、やっぱりリー・カンションの抱えている闇が具体的に描か…
・ファーストカットでドアに刺さりっぱなしの鍵を男が盗んだ次に、防犯カメラのような視点のカットでコンビニを歩く人物を撮る。最初はこの二人の人物が同じだとはわからず、物語の展開としてこの2つのカットがつ…
>>続きを読むがらんとした部屋で登場人物どうしの関係性が希薄なので、そういう映画なんだと思いますが、場面と場面の関係性が希薄なので相乗効果みたいなのがなくてバラバラに見えてしまいました。
高級なマンションの1室で…
本作のシャオカンの目線に映る世界はもはやBSSですらなくて、一丁前に備え付けられた情欲をひとり遊び以外で発散する術を知らない男による魂の嘆きだった。軋むベッドと嬌声だけを頼りに想像力を働かせて、音を…
>>続きを読む不動産屋で働くそれほど若くも綺麗でもない女、チャラチャラしている露店商の男、うだつの上がらないコンパクト墓地の営業マン。チャラ男は女をナンパして女が扱うマンションで関係を持つが、その後つれなくされる…
>>続きを読む初期三部作②
こんなに少ない台詞なのに、こんなにも引き込まれるなんて...。ツァイ・ミンリャン(蔡明亮)すごい。
開始から50分位まで女のビジネストーク以外にこれといった言葉もなく、次々と起こる…
この映画は公開時、今はなき六本木WAVEの地下にあったシネ・ヴィヴァンで観ました。日本向けにデザインされた横尾忠則によるポスターが、独特の不思議な雰囲気を醸し出してました。それ以来ぶり、U-NEXT…
>>続きを読むさっき見た『青少年哪吒』で、ついに蔡明亮の面白さを理解できた!と感じたのだけれど、彼の「台北三部曲」の最後(順番的には二つ目、『河流』を最初に見たので)を見てみたら、やっぱりまた突き放された。
真…