かなり久しぶりに鑑賞した。
子どもの頃見た時は、清太と節子が可哀想な映画だと思っていたけれど、今見るとだいぶ違った視点でこの映画の中身が見えてくる。
まず、昔は憎く見えていたおばさん。はたして、…
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実際にあっただろう、戦中・戦後の貧困や戦争孤児、それらによる犯罪について考えさせられた
途中シーンに入る、別荘のようなきれいな戸建てのバルコニーと、主人公たち二人が住んだ防空壕の対比が胸に来た
S…
死後の清太、空襲前、空襲中とパラレルに進む時間軸のなかで、たったいちどだけ母が死んだことを告白する節子の土くれの墓のシーンで近過去(母の焼死体を埋葬する箇所)とのクロスカッティングが入る。この巧みさ…
>>続きを読む原作は学生の頃 読みました。
先生が授業中に脱線して 「野坂昭如の小説でな こういうのがあって、、、」って熱く語り出したのです。
それがこの小説を知ったきっかけ。
のちに文庫本で読んで、年月が…
このレビューはネタバレを含みます
正確な歳は忘れたが小学生のときに初めて観た。
ほんとうに衝撃的だった。戦争=火垂るの墓のような惨状になってしまう、とあまりにも心に強く印象付けた作品となった。
とにかくかわいそうだ、戦争は絶対し…
子供の時に見て以来の鑑賞。
大人になって改めて見ると映画の中の大人の立場になって考えれることも多かった。子供の時はおばさんだけが悪者みたいに見えてたけど、自分も同じ立場ならおばさんのような対応してし…
辛い描写が多い。今この心も安定して食事もとれてる環境から見たらお兄ちゃんがもっとちゃんと頑張れよって思ってしまうけど、あんな環境に子供2人で兄として生きてくれただけで凄く尊敬する。ほんとにありがとう…
>>続きを読む© 野坂昭如/新潮社, 1988