大菩薩峠 完結篇の作品情報・感想・評価・動画配信

「大菩薩峠 完結篇」に投稿された感想・評価

omi

omiの感想・評価

3.7
作業中ながら見してたけど、なんだかんだ結構観ちゃうのでこのシリーズかなり面白いと思う、ハードボイルド男を巡る女性がらみの恋愛模様が面白い
お豊の死の報せに衝撃的を受けたか、行き合う者は全て斬る!とでもいうように、修羅の道を歩む龍之介。
暴風雨の中ついに出会った龍之介と兵馬だが…。

円環構造をなすように最後の舞台は大菩薩岳峠に戻る。
しかし、最初と同じではない。龍之介の子がいる、そして、それを育てる(劇中の言葉を借りれば)仏のような与八がいる。

大佛次郎『大菩薩岳』原作読破のハードルは高い。ちくま文庫版では一巻400ページ以上の文庫本が20冊。しかも未完らしい。自分も未読だ。が、原作「大菩薩峠」は作者自身が"大乗小説"と呼ぶくらい、仏教思想が盛り込まれているという。
完結篇と謳う以上、未完の小説を何らかの形で締めるには悪からぬ決着だったと思う。
虚無と孤剣を乱され斬る
うたた寝を邪魔する者も
出会った事が不幸という
不可解な殺生を繰り返す
音無しの構えに伯耆安綱
瞼を閉じた雷蔵の女難剣
やっぱり、一作目の三隅版が面白かった。二作目、三作目とクオリティが下がる。市川雷蔵のニヒルな感じが見事だが、話が因果応報ばっかりで飽きてくる。
市川雷蔵主演による「大菩薩峠」シリーズ最終章。

前作まで散々引っ張られた机竜之助と宇津木兵馬との戦いに遂に決着が付く。

竜之助と兵馬の戦いだが、決着は付かず、しかま竜之助とお豊は違う場所にいた。

病気を患っているお豊は、竜之助に渡す為の書き置きと二十両を、通り掛かったお玉に託す。

しかしお玉は、途中でお金を落としてしまい、渡せたのは書き置きだけである…

相変わらずストーリー自体は散らかっていると言うか、纏まりが無いのだが、やはり雷蔵の机竜之助が魅力的。

本作では槍によるしなやかな殺陣が見れるのだが、やはり盲目になと竜之助の殺陣が素晴らしい。

だいぶカルト的な展開が続くが、個人的には因果応報といったラストで好き。

やっぱり昔の邦画の「雨」は効果的に使われていると改めて感じた。
mako

makoの感想・評価

3.7
没後50年特別企画「市川雷蔵祭」で上映。初鑑賞。カラー。

ついに完結!
冒頭、二作目のラスト竜之介と兵馬の対峙から始まるかと思いきや、またもや決闘シーンはない!!
竜神の滝の断崖から落下した竜之介はお豊に助けられ逃げてる。
あれ?なぜそうなる😅
そしてここから一作と二作のダイジェストが始まる。親切設定😁
それが終わると、お豊は廓で病床についていた。その経緯は分からず、竜之介とは離れて暮らしている模様。
そして治る見込みのない病気にお豊は自害する。

竜之介は盲目になっても剣の強さはそのままに衰えることはない。逆に目が見えない分、感覚が研ぎ澄まされているみたい。
そして何故か竜之介は施しを受けることが多い。それだけ魅力的なんだろう。
そして何故かお浜に似た女性と出会う。
二作目ではお豊。三作目はお銀。
中村玉緒さんは三役してました😅
お浜、お豊、お銀、どれも不遇な人生。

原作が未完らしく、竜之介と兵馬の決着はつかないみたい。だからいいところで続く、になるみたいです。
ではラストはどうなるのか。気になりますよね😁
決着はつかないものの、悪くない終わり方になってます。

三作観ましたが、面白さは1 < 2 < 3の順でした。

竜之介は冷酷非道な剣の達人なので、穏やかな場面や表情はあまりなかったけど、本作ではいっとき穏やかなシーンがありました。

カオスなシーンは本作にもありましたが、中々面白かったです😊

これにて、大菩薩峠 完


劇場鑑賞 #78
2020 #139
大映版大菩薩峠三部作の第三部。前作で盲目になるというハンデを負った龍之助だが、むしろ盲目になってからの方が強いように思えてくる。ラストの展開も原作が未完のため結局、決着がつかず、龍之助がどうなったのかもわからないため、かえってこの終わり方の方がスッキリするかもしれない。やはり市川雷蔵の殺陣は美しく、見惚れてしまう。
シリーズ第3作。竜之介の死に相応しいクライマックスの大洪水シーンは見もの。市川雷蔵の映画は6本目だが今でも通用するようなイケメンでもないしジメジメしてるだけで決して気持ちいいものではない。後半ホラーだし。個人的には「座頭市」観てた方が幾分楽しい。
市川雷蔵版の大菩薩峠もこれにて完結。

さほど長くない上映時間にも関わらずしっかり前2作のあらすじをナレーション付きでやってくれる親切さ!

しかし極論を言ってしまえば前作と本作は蛇足であり、一作目の「え、この後どうなるの!?」ってとこで終わらせてしまった方が作品の美学としてはよかったのかもしれない。あの芸術のような完成度を誇る一作目と比べ、前作も本作もあまりに凡作。
ド畜生を貫いて欲しかった竜之介が情を持ってしまうのは、感動すべき所なのだろうが、私は興醒めてしまった、、
散々人を斬ってきた影響で亡霊に悩まされるあたりはもはやホラーだし、ラストも大スペクタクル。

とは言え音楽も雷様の存在感も素晴らしく、それだけでも価値はあるのだろうが。
いずれ機会があれば片岡千恵蔵版も観てみたい。
市川雷蔵vs本郷功次郎『大菩薩峠』3作めにして完結編。市川雷蔵の机竜之助は似合ってはいるものの、やや一本調子。連続して見たため、どうしても片岡千恵蔵版との比較になるが、雷蔵のほうが狂気があってはいるものの、ここというときの迫力において、千恵蔵竜之助の方がヨカッタ。

本シリーズの主役は、机竜之助というよりは、むしろ狂気と知りながらもその竜之助に魅かれていく女性たちを一人で演じ分けてきた「中村玉緒」ではないか。

まだ原作の小説『大菩薩峠』が読み終わってないのに、千恵蔵版、雷蔵版ともに観終わってしまった。

全ては、仏の御心のままに、ということなのかな。(^^)
>|