1作目に比べるとコメディタッチは鳴りを潜めていて、ドラマへと振り切った印象。とは言っても、ヤクザの娘に猛アプローチされる予備校生、その予備校生はとある女子大生に片思いをしており、実はその女性二人が姉…
>>続きを読むロケ地に東京芸大が使われてて微笑ましい。改めて思ったが、黒沢清監督は引きの画やパースを使った画が多い印象。つまり空間への意識が強い。この世界をしっかりと捉えた上で、その中に生きる人々を描写している。…
>>続きを読む力のあるショットが本当に素晴らしい分、
ただの切り返しにちょっと萎える自分は求めすぎか。
カットでどんどん時間を進めていく処理の仕方は相変わらず癖になる。
長回しはリハが大変そう。
少年のよう…
黒沢清のドタバタコメディ第2弾!
オーストラリアへの永住実現に向け、日本を脱出せよ!!
…シリーズ2作目にしていきなり「この話はいったいどこに向かってるの?」な展開に。こういった展開は『蜘蛛の瞳』…
金と情では金を選び、生と死(暴力)では迷わず後者に向かっていくのがまさに黒沢清。前作の菅田俊以上に貧乏神な梶原聡が身代金から保護対象、ヤクザの娘を引き寄せる…と映画が進むにつれて重い足枷になっていく…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
コメディ感は健在だが、ラストの哀川翔、前田耕陽がカッコ良すぎる。
大怪我のデフォルメで笑う。
オーストラリアは桃源郷なのか。
高収入でワーホリにと話が挙がるがこの時からだったのか。
コアラはみにい…
やはり全く油断できない。日常的な風景、「ここではないどこか」への憧憬、三角関係と堂々巡りの青春劇がコミカルに演出される傍らで、突如、極めて淡白に人が死ぬ。相変わらずゴミ袋に人が突っ込むが、今回の段ボ…
>>続きを読む前作『強奪計画』と比べてもよりコメディー色が強くなり、ゆるゆるになった印象。黒沢清にしては鈍い作品であることは否めないが、哀川翔の気の抜けた、しかし色気のある独特の声と台詞回しを聞いているだけで何…
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