893(ヤクザ)タクシーの作品情報・感想・評価

893(ヤクザ)タクシー1994年製作の映画)

製作国:

上映時間:79分

3.6

「893(ヤクザ)タクシー」に投稿された感想・評価

黒沢清のやらされOVAです。ノリがいいですね。「勝手にしやがれ」シリーズにも通底するノリがありました。ラストの手形受け渡すとこなんかはそんな感じですね。ホラー黒沢感はあまりなかったですが、秀逸な長回しやタクシー会社のセットは完全に黒沢でした。

やくざがひょんなことからタクシーの運転手をやるって話です。みなさん元気いっぱいだったので元気もらいました。
dude

dudeの感想・評価

4.1
ヤクザ達が弱小タクシー会社に派遣され立て直しを目指す。ギャグから何から基本ベタなんだがこれが面白い。登場人物が画面の中を元気に動き回ってるから良いのか。羽毛が舞い散りワイヤー?が踊る事務所のシーンとか好きにやってんな〜という感じ。車内のシーンが一番多い黒沢作品なんだろう多分。
中庭

中庭の感想・評価

3.5
ムショを出た豊原功補の歩く道があんなに鬱蒼とした森の中なのは笑えるし、画面の中に登場するおそらくよごみが詰まっていることはないであろう乾燥したごみ袋と段ボールの山にはしばらくすると必ず誰かが突っ込んでいく。
敵役の手に落ちた女とタクシー会社跡地でメロドラマじみた会話を交わすシークエンスでは、羽毛が弾け飛び、天井から吊り下げられた工場のロケーションをそのまま流用したであろう、巨大なチェーンの振り子によるアクションが続くなど、ただごとでない演出がさばさばと展開される。
MR8

MR8の感想・評価

2.4
「地獄の警備員」に見られた思い切りの良さがない。
手つきはよく似てるんだけど。中途半端なロケが気に入らなかったのかも。
じゅんP

じゅんPの感想・評価

3.8
猪鹿組組長の幼馴染が経営する田中タクシーが手形詐欺に遭い、その危機を救うべく動員された猪鹿組組員たち。堅気のやり方に沿って手形を買い戻すため、タクシー運転手として働くことになるが…。

タイトルから想像する通りのギャップを活かした人情コメディ。異なる文法で生きてきた人を交わらせながら、手形、そしてクライマックスのアタッシュケースまで、意味ないもんを騒々しく追いかけ回して走り抜けていく。

その一方でこの巫山戯た話を「ちゃんと」撮ってるのは黒沢監督の意地なんでしょう。何でもありのアッパーな方向に行き過ぎそうなところを、画で統制をとっている。
紫色部

紫色部の感想・評価

3.5
2018.5.21 DVD

タクシー事務所から人気がなくなることによる廃墟感覚、豊原功補が怒りをぶつけるクッションから舞い散る羽毛の浮遊量が最高。留置所から車道に出るまでの雑木林、森崎めぐみが解放される際の滑らかな横移動も素晴らしい。
田中タクシーというタクシー会社が不渡りを出しそう(=倒産しそう)なので、このタクシー会社経営者と仲がよい猪鹿組のヤクザがタクシー運転手として働くことになる物語。

ヤクザなので不法な稼ぎ方はできるようだが、ヤクザの親分が「堅気の会社なんだから、チャンと堅気の仕事で不渡りにならぬよう500万円稼げ!」とのことで、ヤクザがタクシー運転手として堅気の仕事しようとする健気な姿が面白い。 

名の知れた俳優は、寺島進と大杉漣ぐらいだが、結構楽しい映画であった。 
特に、大杉漣は友情出演だが、ヤクザが運転するタクシーの中でカーセックスをはじめる役得ぶりで羨ましい役であった(笑) 

黒沢清監督らしさが見られる娯楽作であった。
車撮りた過ぎだろって映画。
黒沢清のフェチを感じつつも、要所での長回しはやはり秀逸。
若き日の豊原功補にはどうしても惚れ惚れしちゃうしで、得した気分になれる作品でした。
たかや

たかやの感想・評価

4.0
むちゃくちゃ面白い!
普通に撮ってるだけ、というか教科書通りのカメラワークって感じなんだけど、要所要所でしっかり決めてくる。タイトルバックも普通にカッコイイ。終盤はしっかりスクリューボールコメディーをみさせてもらえて大満足。後ろ姿のハイタッチには濡れた。

やっぱ黒沢清はアクションを撮ってるのが一番面白い。河川敷で画面外の草むらへ転げ落ちるのも楽しいし、アタッシュケースの取り合いも素晴らしい。観てて何が目的だったかを忘れちゃうんだから、そりゃ面白いわな。
もた

もたの感想・評価

3.7
黒沢監督なのに、ちょっと矢口史靖テイストなのにびっくり、というか拍子抜け
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