いやはや、凄い映画だ。永山則夫が観たであろう、あるいは、身を置いたであろう風景を切りとっていく。それがそのまま高度経済成長の日本の姿になっている。リンゴ畑、寂れた駅、地方の飲み屋街、東京のフルーツ…
>>続きを読む ひとりの人間が人生で一度撮れるか撮れないかという会心のショットの鶴瓶打ち,ありえねぇ
いつかフィルムで再見したい......
映画美学校ドキュメンタリー・ワークショップ2025公開講座,「第1…
正式タイトル「去年の秋、四つの都市で、同じ拳銃を使った四つの殺人事件があった。一九六九年の春、十九歳の少年が逮捕された。彼は連続射殺魔と呼ばれた」
永山則夫が見た風景を、カメラが再現する。網走、津軽…
ドキュメンタリーでありながら、日本の風景を捉え、そしてその均質さを描いている
映し出される風景のなかでは、何事も起こらない。しかし、突如としたカメラの動きや、フロントガラス越しに捉えられた早回しの…
連続ピストル射殺事件を起こした犯人の足跡を辿るドキュメンタリー映画
彼が生まれてから逮捕されるまでに辿ってきた道筋、そして彼が見てきたであろう風景だけが映し出される。ナレーションによる説明は入るも…
途切れないフリージャズは、永山則夫という一人の若者に対して当てられたもので、それゆえに、風景映画として見るとややうるさい。北海道から始まるこれら風景に国家の権力性を見出すのは、やはり松田や中平のテク…
>>続きを読む体験すべき映画。これが永山の見た日本の風景だ。万博へ盛り上がる一方で戒厳令のごとく代々木公園に集結する自衛隊車両。
音楽はフリージャズが鳴り続ける、山下洋輔はこの時バリケードで演奏していた1969年…
75年の映画だというのに絵が綺麗、というか色味が鮮やかすぎてびっくりした。永山則夫が観たであろう風景にフリージャズの劇伴。(若かりし)足立正生のナレーションはあるのだけど、風景を見ながら、そこにはい…
>>続きを読む