冒頭の8分間ですでに吸い込まれた
地球の終わりは、個人の終わりなのか。
それとも、数多ある終わりの中に個人が属しているだけなのか…
トリアー監督自身の鬱病経験から
"パニック時ほど鬱病患者は冷静…
惑星メランコリア衝突による地球滅亡。
鬱病を抱える妹。
支離滅裂な行動で周りも自分も傷つける。
お風呂にも入れない様子が痛々しい。
そんな妹の鬱病もメランコリアが近づくことで快方に向かう。地球…
リアリズムと寓話性が見事なまでにインカージョンを起こして生まれた、精神疾患のトリッキーながらストレートな映像化。鬱病を描いた作品なんて数あるけど、撮ってる当人が鬱病経験者じゃなきゃ描けない程にリアル…
>>続きを読む地球滅亡の危機というディザスターをこんなに静かに落ち着いて見たのは初めてだ。
精神を病んだ「普通」に生きられない妹、とんでもない金持ちと結婚した普通な姉。
自身の結婚式ですら普通に振る舞えず人間関…
ジャスティンは充分失った。希死念慮もあったと思う。そこに地球滅亡ときたら「やっと終わる」って安心するよね、気持ち分かるよ。地球が滅びなかったらジャスティンは自殺してたかもしれない。"時々貴方の事が堪…
>>続きを読む映像美はトリアー作過去1だと思う。
作中幾度か登場する[オフィーリア]のオマージュがキルスティンダンストの美しさをより強調させていた。
悲劇により狂わされたオフィーリアは、メランコリアでは救われた。…