殺したのち、車で逃げているシリアスな場面であるにも関わらず、常時伴奏曲は楽しげなジャズが流れている。この音によって、逃避行している楽しい遊戯に参加しているような気分に陥る。ふとアキカウリスマキがイ…
>>続きを読む乾ききった暴力性、ミッキー・ルーニーの異形が死臭を撒き散らす。
もはや被写体としても機能し得ないだろう人々の活劇を若々しいシーゲルが残らず晒してしまう、画面に付き纏う老若の不均衡が観客の禁忌を掻き…
日本で映画に関わるにおいてはマストリストに入ってしまっている作品。
面白いし、確かに悪いとは全然思わない。しかし、自分の中ではベストにもベターにも入らない。
全ての人の映画体験とはまさにそうであるよ…
【機器不調で半ばで記入停止 ↪️後日加筆】
✔️🔸『殺し屋ネルソン』(4.2)🔸『贅沢は無敵だ』(3.2)🔸『暗闇の秘密』(3.2)▶️▶️
時間も合わないし、料金も何故かパブリックドメイン作…
最初プロローグ的に急に物語が始まって、完璧なタイミングでオープニングテーマが流れ始めた。白黒であることを活かしており、どのシーンも陰影と構図が美しく効果的だった。流れるジャズが非常にカッコいい。時折…
>>続きを読むドンシーゲルが初期から精神病系の登場人物好きなのがよく分かる作品。
トラウマやコンプレックスが、異常なほど行動を規定してしまい人生から転げ落ちていく。
しかしその愚かな人生を打ち上げ花火みたいにキレ…