・やっぱり吉行淳之助はミソジニストだと思う
・ポルノじゃないけどポルノ以上に淫ら
・性の深淵にあーあ落ちちゃった、な主人公の心情を表すエレベーター
・個人的にスルメ映画
・モノクロの持つ艶やかさみた…
「猟人日記」同様に仲谷昇が主人公の、吉行淳之介原作のエロチシズムを追求する中平康監督の佳作で、稲野和子が前面に出てその魅惑振りを存分に発揮し、新人西尾美枝子が新鮮だ。だが、日活がロマンポルノ路線に移…
>>続きを読む【モダニズムの限界、作家の限界】
吉行淳之介の小説(私は未読)を原作にした映画ですが、今の目で見ると製作年である1964年当時のモダニズム的な作りがちょっと鼻につきますね。
現代絵画や古典音楽を…
見て面白いか面白くないかと言えば、あまり面白くはない。なぜか、それは、この後、東映エロ路線とか、日活ロマンポルノが出てきてしまい、どうやっても、性、性欲、といったテーマへのアプローチをするなら、見劣…
>>続きを読む原作が好みだったから観た。色彩の映像美と、艶かしいオルガンのBGMが秀逸。映像に関してもっと言えば、性的なシーンが多い中、身体はほとんど映さずに「目・唇・腕のアザ」の画だけで勝負するところも粋でカッ…
>>続きを読む中谷昇さんめっちゃ男前
津田寛治(の顔だいすきなのだが)にマイルドさを足したような…
(時代的には津田寛治が中谷昇をシャープにした、というほうが正しいと思うが)
オープニングからスタイリッシュで良…
1964年 中平康監督作品 95分。妻子ある化粧品のセールスマン伊木(仲谷昇)は、推理小説を構想するような男だ。仕事帰りに展望台で出会った女子高生 明子(西尾三枝子)と親しくなった伊木は、明子から「…
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