決してGHQ占領下だから云々で済まされるべき映画ではない。三浦光子が田中絹代宅の勝手口から余った肉を売りにやってくる場面で「ごめんください」とか弱い声が画面オフから聞こえてくるところや、高橋とよが「…
>>続きを読む冷徹な眼光の検察官松本克平が溝口健二監督の様に思えた。その妻桑野通子は、三浦光子の犯した嬰児殺害事件で、妹で弁護士田中絹代がこれを法廷闘争にするため画策し、その間に立って苦しむ。実はこの映画の撮影中…
>>続きを読む〖1940年代映画:人間ドラマ:松竹〗
1946年製作で、第2次世界大戦後女性の自立・解放というテーマで描いた『女性解放三部作』の第1作の人間ドラマらしい⁉️
男尊女卑の激しかった時代に一石を投じた…
溝口健二監督と田中絹代のコンビで、アメリカの占領統治下に作られた作品。
当時、地位が低く、男性に虐げられていた女性の地位向上を訴える。
主人公(田中絹代)は弁護士、戦時中、思想犯として捕まり服役して…
田中絹代が、家に肉を売りに来たのが同窓生のもとだと気づくシーンがすごい。オフスクリーンでいろいろ喋ってるのに、カメラは田中絹代を移したまま、あるいは同様にもとを映したまま、この2人にカメラが同じ処理…
>>続きを読む1946年製作公開。脚本野田高梧、新藤兼人。監督溝口健二。溝口健二が戦後第1作に選んだのが本作。封建制打倒、女性の自立、解放を謳いあげる。主演は田中絹代。弁護士を演じる。
肉はいりませんか。乳飲み…
国立映画アーカイブにて35mmで鑑賞
観客の大半が高齢男性だったのだが、数回笑い声があがった。笑いの意味が理解できず、少々奥ゆかしい。
役者の演技が誇張されており、現代劇向きではない。溝口らしいが…
35mm上映。たぶん補修してないもの。
映像はともかく音だけはどうにかしてもらわないと字幕が出ない邦画では理解が追いつかないうえ「サー」というノイズ鳴りっぱなしで集中力が削がれる。
内容に関しては…