昭和39年。小説家の伊上洪作(役所広司)は実母の八重(樹木希林)の手で育てられなかったこともあって、長男ではあるが母と距離をとっていた。しかし、父が亡くなったのを機に、伊上は母と向き合うことになる。…
>>続きを読む井上靖の自伝的小説の映画化。
終始静かに進むけれど、さすがの役者さんたちの存在感が凄すぎる。
1960年代、父が亡くなり、妹たちと暮らしていた母には認知症の症状が現れる。洪作は母に捨てられたという…
なんて豪華な俳優陣なのでしょう…ということはさておいても、本当に面白かった。ただ家族の様子を移しているのだけれど、生活感があって別れがあって。まるで戦後すぐの映画のような素朴感が最後まで良かった。
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